見出し画像

練習のために試合が存在する

このタイトルを見て「?」と思った人も多いはずである。つまり、普通は練習と試合が逆で、「試合のために練習が存在する」と思っている人が多いからである。私もつい最近までそう思っていた一人である。

ただし、イチロー選手の「ルーティン」、つまり、日々完璧な準備をすることに命を懸ける姿勢、そして大きなことよりも、むしろ小さなことをきっちりやり遂げる姿勢を見ていくうちに、イチロー選手にとって、「練習のために試合が存在している」と逆転の発想を持つことができるようになった

大切なのは、「準備」である練習であって、その成果を試すために試合がある。試合は、練習がしっかりできたかどうかを試験する場でしかない。
だからこそ、試合でなく、日常である「練習」のほうが大切だという思考にたどり着く。そうすることでまた、試合に対して、自分で特別な意味を持たせることなく、変な気負いや緊張も防ぐことができる。

その代わり、その下支えとしての日常の過ごし方、準備というのを毎日毎日全力で完璧なまでに磨きをかける。成果の総和は小さな準備の総和である。
このことを肝に銘じて、本番よりも日常に重きを置いていく。
この思考に触れた時に、私自身、身震いするほどに感動を覚えた。

要するに、「準備」というのは、
言い訳の材料となり得るものを排除していく、
そのために考え得るすべてのことをこなしていく、ということですね。
(準備の大切さについて)

イチロー選手

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?