見出し画像

猫グッズにつられて…だったけど。

はじめに
フォローを伝えるメッセージが届き、とても驚きました…。フォローまでして下さって、ありがとうございます。


前回のnote後、久しぶり(でもないか)にやってきた、気落ち台風の直撃を受けていました。
でも、重暗しくも、行く日を決めて出掛けました。

図書館の本で知ったこちらの記念館、猫グッズねらいで行ったので、さーっと流す程度かなぁのつもりでしたが…。
夏目漱石の絵を紹介するコーナーで止まりました。絵も描くとは知らず、またその素敵な絵に驚きました。絵をからかわれてもへこたれず、出した手紙のこの一文。

私は出来栄えの如何より画いた事が愉快です

…「ウッ」と気持ちが強く反応し、しばし呆けました。
ー描きたいから描いた、気持ちがよい、愉快。ただ、それだけー…完成度とか外野の声云々の前のソコがまずキモでしょ…大事なことをたった一行で表現して痛烈な感動をもたらすことができるなんて本当すごいな…驚きでした。何度読んでも清々しい、また、本当に愉快なさまというものが随分遠くの方から久しぶりにこっちをみた、ような感じもしてちょっと泣けた。
この一文を知れただけでも出掛けた甲斐があったと思いました。
しかしこれだけではなく。

絵についてさらに綴られた思いや、
面識のない読者の感想文を読み、ただ感動したことをただ伝えたいという気持ちが伝わってきた手紙のエピソードも思わずメモをとってました。
絵に対しても、自身が感動したことに対しても、うまれたてのまるごと澄んだ気持ちを見つめている…。
今回、「ただ、そうだという気持ち」と「愉快」がとても響きました。

他にも発見いくつか。
青年期の写真もかっこよく、甘いものがすきでジャム瓶を舐めることを医者に止められたとはおちゃめですね…。
また、今回初めて知った画家津田青楓にとても興味を持ちました。
クールなデザインの数々、
グラフィックデザイナーじゃあないですか…。もっと作品をみてみたい、知りたいと検索をしてみつけたブログふたつ。


https://nijihajimete.hatenablog.com/entry/tsudaseifu-202004

https://snavi-nerima.jp/supporter/detail.php?id=sprepo226


どちらも興味深く読みました。また開催してほしいなぁ…。

☆本日の猫グッズ釣果                                              not釣ったyes釣られた

画像1

クローズアップ。                                              「おじいちゃん!!また缶バッジ買っ…」

画像2

not缶バッジyesマグネット(どうでもいい)

記念館の外、裏のお庭には猫のお墓があります。                                                                          ☆石塔の説明部分

画像3


ここでもやはり添えた一句に猫たちへの気持ちが伝わってきます。
この写真でははっきりわからない、津田青楓の描いた三尊像というのがどんなものだったのか気になります。

☆地下の図書室。ここにも猫ちゃん。

画像4

☆館内カフェ。こちらもある意味衝撃の一文

画像5

猫ちゃんのマスク取ってあげてほしい。

カフェがお休み中なのでカフェ内で取り扱う猫グッズはここで購入できないと…泣
遠方だからいっぺんに済ませたいんだよ根性が覗きとても悔しがるが、
今回、暗い気持ちに一文響かせてくれた夏目先生の「また来なさいよ」だということにしよう…。
帰り道、最寄りバス停近くに気になる八百屋さんも見つけてしまったし、また行くしかないなと思いました。

(手紙に関する展示は2022.4/10までかもしれません)





この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?