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世界の行方

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世の中のこと、未来のことに対する様々な思い
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2024年2月の記事一覧

ビクトルエリセの小栗康平の眼差しの交差するところ。

ビクトル・エリセの最新作の「瞳をとじて」を観て思うところがあったので、昨日の夜、彼の処女…

佐伯剛
4か月前

「日本文明が与えることができる優れた教訓のかずかず」 レヴィ=ストロース 

第15回ワークショップセミナー(東京)を終えた。  この場で最初に私が話をしているのは、エ…

佐伯剛
4か月前
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半島は、なぜ聖域なのか。

 今年制作する予定の「日本の古層VOL.5」は、カラー写真を使って「もののあはれ」をテーマに…

佐伯剛
4か月前
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もののあはれ源流を辿る

風の旅人の第50号の巻末で、次号の告知として「もののあはれ」と示したものの、けっきょく、雑…

佐伯剛
4か月前
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源氏物語と、もののあはれ。

NHK大河ドラマの「紫式部」は、藤原道長との恋愛が軸になっているそうで、その恋愛が「源氏物…

佐伯剛
4か月前
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源氏物語のハリウッド的味付け!?

大河ドラマの「紫式部」は、セクシー&バイオレンス路線なのだそうだ。そうしないと視聴率を稼…

佐伯剛
4か月前

なんとなく、霊魂のことについて

   昨日書いた友人のことの続きだけれど、いろいろな友人がいても、その奥さんの食事を何十回もいただいたというのは、そうあることではない。 この20年、私が富士山に通うたびに、そして富士山の雄大な姿が目の前に広がる彼の家で何日も連泊する時など、朝、昼、晩の三食を、いつもご馳走になっていた。(この写真も、友人の家から私が撮った富士山。) 二人に会った頃、奥さんは、無邪気で世間離れした人だったので、きっと大金持ちの娘で、十分な金銭的サポートがあるから、友人は、好きなことだけに夢中