DIYで防音室を作ってみた(10.完成)

ダイニングのスペースを作業場として占有して早4ヶ月。ようやく設置予定の場所に組み立てる日が来ました。

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側面板に2本見える縦の線は、ロイヤルチャンネルサポートという棚をつけるレール。

主にオシャレな陳列棚などに使われる棚用レールとブラケットですが、液晶モニターやキーボードを置く場所を作るために取り付けました。
そこの部分だけ吸音材やジョイントマットを切り抜いて板材に向けて直接ビス留めしてあります。


・ドア部分

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ドア面だけは、ジョイントマットを裏返しにして施工してあります。
ドアパッキンが接する場所にマット表面の凹凸があると密閉性が低下してそこから音漏れが発生する可能性があったので、それを避ける為でした。

※この数ヶ月後、レコーディング時にこのドアからの音の反射が少し気になり始めたので、現在はこのドア面の下半分にフェルトを貼っています。


・天井に設置した吸気ユニットと、天井照明&天井吸気口(四角い穴)

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エアコンの冷気を引っ張ってくるダクトを即席で作り、そのダクトの中間にファンを移動。天井から冷気が降りてくるようになりました。


・防音室用液晶モニター(19インチ)、キーボード&マウス

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映像信号は、この写真の下の方にある配線穴から防音室の外に置いてあるMac Pro本体まで5mもの長いDVIケーブルを引っ張って接続。
キーボードとマウスも同じくUSB延長ケーブルで引っ張って接続していますが、この際Bluetooth仕様にしてコードレス化しても良かったかもしれません。

この写真のほかにも、防音室の外にメインで使う24インチの液晶モニターがあり、防音室内のモニターはサブモニターの扱い。
映像出力はミラーリング表示の設定で、液晶モニター2台とも同じ映像を表示する形で使用しています。

しかし、防音室内に液晶モニターを設置するというのが、そもそもバックライト自体が結構熱くて防音室内の温度を更に上げてしまうため、もし可能であれば仕様から削って、ノートPCやタブレットなど防音室内に手軽に持ち込めるPC環境へ完全移行してしまうのも一つの有効手段だったかもなぁと今では思っています。

一応、これにて防音室自体は完成となりました。

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