DIYで防音室を作ってみた(5.材料購入)

細かい雑部品(金具やネジ類など)などは後から買い足すとして、まずは外側の壁材と柱材を購入。

・板材(壁&天井用):OSB合板 1820x910x厚さ11mm (6枚購入)(7200円)

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細かい木片を不規則に絡み合わせ、ボンドを混ぜてプレスされて作られる外国産の合板。
こうした材料が持つ全体の不規則性/不均一性は音や振動を減衰する効果が高い(エレキギターやエレキベースのボディ材には実際にそういった傾向があるので)。
実際にホームセンターで板を拳でコンコンと軽く叩いた時、他の板材と比べて音がこもっていて(ゴッ、ゴッといった鈍い感じ)で最も反響しなかったため、これに決定。

・ダイケン遮音シート(幅940mm、厚さ1.2mm、10mロール)2ロール購入(5800円) **

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壁に遮音性能を持たせる場合に内側に施工される重量感のあるゴムシート。
吸音ではなく遮音の役割になります。

・ニードルフェルト(厚さ10mm)20mロール (1ロール購入)(2800円)

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※この写真は防音室完成後に余ったものを写した写真で、新品の20m巻きの状態で自宅に届いた当初は直径50〜60cmくらいあり、ドラム缶に迫る太さの巨大なロールでした。

主に自動車用の吸音材に使用されています(ネットで購入)。
カーオーディオの界隈ではデッドニング処理などで定番の吸音材料。しかも安価。

・EVAジョイントマット(厚さ10mm)30cm × 30cm 9枚入りセット、12パック(面積にして6畳分)(7000円)

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キッズスペース等に敷いてあるお馴染みのジョイントマット。
メーカーの性能試験等では特に遮音性能について触れられてはいないのですが、遮音シートとニードルフェルトとセットで組み合わさると意外な遮音効果が。。。

・副材 ラワンベニヤ 1820x910x厚さ5.5mm 1枚購入(900円)

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長辺方向(1820mmの長さ)に60mm幅の帯状に10枚分ほどカッティングしてもらいました。
壁の板材同士のジョイントや、ドア周りの建具など様々な用途に広く使用。

・板材(床用):型枠用コンパネ(厚さ12mm)1枚、1400円

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床材は防音室全体を支える基礎であり、かつ唯一その上に人が乗っかったりする場所なので、ここは強度を優先してこれを選択。樹脂コーティングもされているので遮音にも有利?

・柱材&床枠補強材(兼用)
30mm×40mm 長さ1800mm、 7本

・天井枠材&ドア枠材(兼用)
20mm×30mm 長さ1800mm、 6本

板材+遮音シート+ニードルフェルト同士の接着は、ボンド(コニシボンド G17)を使用。

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※ 防音室のサイズによってこれらの材料の必要量は前後します。各自デザインに合わせて検討願います。

また、この他にも作業を進めるうちに計算違いで材料が足りなくなったり、買い忘れがあったりで、何度も追加で部品類や工具を買いにホームセンターへ通いました。その回数はもう数え切れません。

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