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ニセAirPodsはありか、なしか

近頃、どこでも「AirPodsっぽいBluetoothイヤホン」を見かけます。安いものなら500円くらいから、高くてもだいたい2000円くらいでしょうか。

高校生くらいなら、「あれ?AirPodsじゃなくて良くね?」となること必須です。

わたしもつい好奇心から、ちょっと買って試してみようかなと思う時があるのですが、「いや、バッテリーだろ」と手を止めて現在まで買わずにおるところです。

そう、デザインや価格より、こういうのはバッテリー技術にお金を払ってるようなもんなのです。

わたし的にはデザインや音質よりも、バッテリーのことを再重要視したいとモノ選びの際には気をつけています。

結局、どんなコンパクトで使い勝手が良いものを選んだとしても、バッテリーや充電に振り回されないようにするのが一番気を使うからです!

これはイヤホンだけでなく、今あらゆる製品で問題になってるのは

蓄電技術

ずっとここな気がします。

電気自動車にしろ、自然エネルギーにしろ、遠くで眺めていると、だいたいが”蓄電技術”がキーなのか、です。

14年くらい前に取材の仕事で、ある研究者の人にインタビューする機会がありました。ざっと書くと、「ものすごい蓄電技術を開発した研究者の人」だったのですが、

「作る技術より貯める技術が全然追いついてない、まだまだかかるだろうね」

と話されてたのを最近よく思い出します。エコな電気を作れても、蓄電する技術が追いつかなければ作り損です。ロスがデカすぎる。

より効率良く貯める技術の方が重要と、先述の研究者の方も話されてた記憶ですが「収入を増やすより、支出をミニマムマストにした方が貯まる」というのとほぼ一緒。

ニセAirPodsも、おそらくですが、バッテリーの劣化感や耐久性に問題があるような気がし、こういう「見えないところへ思いを馳せる」のが散財や浪費、”安物買いの銭失い”的な分岐点になるのかもしれん、と妄想しました(※使ってみてないので、妄想です)。

わたしが最近買い換えたMacBookも、バッテリーのコントロール技術が格段に進化しており、すげーな未来!とリアルに体感しているところでもあります。

モノ選びも外観だけに惑わされず、トータルで見て、どう選べば浪費せず、少なく持てるのかということを計算するのがかなめです。

これには経験+知識も必要になるので、かなりムズイことではありますが、モノの選び方もこれがいいあれがいいで、右往左往せずに済むコツかなと思います。

ではまた明日〜


若者はそれが本物か、偽物かにかかわらず、面白く変わったものが好きだ。もっと成熟してくると、本物で面白く変わったものが好きになる。真に成熟したときには、本物でありさえすれば簡素で単純で、普通の人間には退屈なものでも好きになる。本物とは見た目が簡素で最高の知恵が詰め込まれたものだと気づくのだ。
ーーニーチェ