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もし、7人のチームだったら

昔、『世界がもし100人の村だったら』っていう本が流行りましたね。Amazonへ見にいくと、もう20年も前の本だったので衝撃を受けました!

あの本は読んでないのですが(読んでないんかい)、最近ふと「7人くらいのチームだったら、自分はどんな役割になりがちか」みたいなことを妄想してみたら、大体自分の得意なこと、素質があることが浮かび上がってくるんじゃないかと思ったことがあります。

7人で登山、7人でピクニック、7人で海、7人で旅行。

なんでもいいのですが、とりあえず「役割がゼロスタートの7人」という想定です。家族や友達だと、もともと役割が決まってしまってるので意味がなく、”ゼロスタートの人間関係”というのがポイントです。

そう考えたら、結構、自分が得意なこと、出来ることって決まってくると思うんですよね。

もし、ピクニックであれば、

・行き先を決めたりする人
・行き方を調べたりする人
・当日の天気を気にしてくれる人
・現地の情報を色々集めてくれる人
・当日のおやつなどを持参する人
・ケガや万が一のケアしてくれる人
・道中や現地で盛り上げてくれる人

なんでもいいのですが、ざっとあげてみたらこんな感じでした。

皆さまはどこの担当になりたいでしょうか?なりがちでしょうか。

リアルでそんな体験を思い出してみても、申し合わせてないけど、「みんなのおやつを持ってきてくれる人、いるなぁ!」とか「汗拭きシートをくれる人、いるなぁ!」とか、「現地に何があるか把握して教えてくれる人、いるなぁ!」って思いませんか。

そして、それってほぼ決まってます。面白い。わざわざ担当を割り振ったりしなくても、なんかうまいこと収まってるものです。

得意だから任されることもあるでしょうし、自ら好きでやってることも多いはずで、それが「その人のやるべきこと」、大袈裟に言えば「ミッション」なんじゃないかと思いました。

ミッションって!

でも、結構そうです。そのままじゃないですか?

もし役割として任せられても「わたしにはちょっと力不足・・・」と断りたいこともあるはずで、逆に、「行き先を決めたいのに、おやつ担当はおもんない」とかもありえます。

大人なので、まあ一式はできるでしょうが、得意・不得意・精度差は出てしまうので、それがまさに「得意、素質」ってことなんだろうなぁ、です。

”仕事”って枠で考えると、他の要素が色々入り組んでくるので複雑になってくるのですが、”7人のチーム”って考えると、こんな感じで「自分のポジショニング」が見えてきやすい気がします。

自分のやりたいこと
自分の得意なこと

となると、どうしても「自分」にフォーカスされすぎて「うううう」と自分が分からなくなって苦しくなりそうですが、こんな”7人チーム”だと、「自分はチームのために、何ができるだろうか」と考えたら、すぐに答えは出てきそう。

なので、もし、なんか次のステップを見つけていきたいな、と思った時。

今持たされている自分の役割とはちょっと距離を置いて、全くのゼロからの人間関係で、「7人のチームなら」と考えてみたら楽しいです。

「これまで行き方を調べる担当だったけど、行き先を決めてもいいかも」
「ずっとリーダーっぽかったけど、おやつ担当が今はいいかも」

みたいな感じで、人はどんどん揺らいでいくものだとも思います。そっちの方が自然です。

今、持ってる役割の延長上で考えるのも1つ。
まったく新しい役割と考えてみるのも1つ。

担ってきた役割がおもんなくなってたり、なんか一味足りんのだわ、感じ始めてる時は、生活と自分をブラッシュアップさせるタイミングなのかもしれません。

逆に「ますます面白くなるな!」ということがあれば、それがその人のミッションなのだと思います。突き詰めたらいいみたいです。

自分の得意を探すっていう方式より、何をしたらより良いチームになるか方式の方が、何かとうまく行くような気がしてるのですが、大人になると「自立!」となってそういうチーム方式が解散していく傾向にあるので、なんかもったいないですよねぇ。

人から頼まれなくても、自らやりたいこと。

7人のチームなら、何をしたいでしょうか。

なぜ7人って?いや、『白雪姫と7人のこびと』とか『七人の侍』とか、とりあえず”7”かなって!

なんかこういうの、どこかで絶対既出済みだとは思うのですが、なんとなく最近よく考えてたので書いてみました。

ではまた〜