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超初心者の僕が、ソロキャンプデビューするまで ④完

(この記事は前回からの続きです)

ソロキャンプをやるぞ!と決めてから、いろいろ調べてキャンプギア一式を買い揃えるまでに結局2週間くらいかかったかな。

そしてギアが揃えば、あとは現地に行くだけ!

ちなみに僕が目指しているのはバックパック一つの野営キャンプなんだけど、いきなり野営するのあまりにもハードルが高すぎる、というか無理に決まってるので、まずは設備の整ったキャンプ場に行くことにした。

そこで選んだのが、件のガチキャンパーさんに教えてもらった、熊本県玉名市にある草枕山荘キャンプ場。

ここは温泉に併設されたキャンプ場で、交通の便も良好、そして何より抜群の眺望が人気のキャンプ場だから、週末に予約をとるのはかなり難しい。

でもキャンプは早くしたいから、何カ月も待つなんてできない!

ということで、平日に仕事を休んで行くことにした。

ちなみに、このキャンプ場はサイトの構成がよくわからなくて、予約の方法もわかりづらい。

このページで空き状況を確認してから、メールか電話で予約しなきゃいけないのがちょっと面倒だった。

それはさておき、予約が完了してから当日までのワクワク感といったらもう…。

毎日のようにキャンプギアを眺めたり触ったり、バックパックに入れたり出したり、遠足を楽しみにする子どものような気分だった。(笑)

結局、大量の荷物をバックパック一つに収めることは全くできなかったけど、まあ、最初は仕方ないかな…と諦めた。(;^_^A

テントが届いたのが直前だったので、試し張りもしないまま現地に行くことになったのは不安だったけど、それでもまあ何とかなった。

とはいえ、現地でのぶっつけ本番では、設営が簡単なはずの自立式テントを張るのに1時間近くかかったんだけどね。(笑)

それ以外にも現地ではオタオタしてしまって、13時過ぎにはチェックインしたのに、しょっぱなから場所選びに手間取ったりとかしたから、設営をすべて終えて落ち着いたのは16時ごろ。

ビールを飲みながら眺めた夕日は、控えめに言っても最高でした。

そして、その後の焚き火も夕食もトラブルなく順調だった。

というか、もともと料理をする気がなくて、缶詰とサラダとカップラーメンという夕食メニューだったし、焚き火は観賞用と決めていたのも良かったと思う。

19時半には食事を終え、いったん焚き火を消して温泉に入って、それからまた焚き火をしながらお酒を楽しんだ。

後片付けが終わってテントに入り、寝たのは23時ごろだったかな。

デビュー初日にもかかわらず、大きなトラブルもなく順調に行ったこともあって、心から満足してシュラフに潜り込んだ。


ところが!! 問題はここからだった。。。

夜中、2時ごろに寒さのあまり目が覚めてしまった。

ダウン600のシュラフにインナーシュラフまでつけていたので余裕だと思っていたんだけど、地面から伝わる冷気と、外からテントの中に入ってくる冷たい外気にやられてしまって、とてもじゃないけど眠れない。

今考えてみれば、カイロの一つや二つ持っていくべきだったし、ネックウォーマーも必要だったと思う。

寝るときの服装も、もう少し防寒を考えておくべきだった。

結局、マミー型シュラフの顔の部分をほぼ閉じて、インナーシュラフで顔を覆って寝たので何とか眠れたけど、朝までに何度か目が覚めた。

そんな真夜中の寒さとの戦いはなかなか辛かったけれど、朝起きてテントを出た瞬間の景色がすべてを忘れさせてくれた。

お湯を沸かして抹茶やコーヒーを飲み、ドーナツを食べたり、ゆっくり読書したりしていたら、気づいてみればあっという間に10時。

チェックアウトが11時なので、慌てて撤収を始めて車に乗り込んだら11時を少し回っていた。

そして帰りにもう一度温泉に入って、僕のソロキャンプデビューは終了したんだけど、とにもかくにもソロキャンプを始めてホントに良かったと思った。

もちろん、実際にやってみないとわからない失敗もたくさんあって、次のキャンプでは改善しなきゃいけないことも見えてきたし、もう少し買い揃えたいギアなんかも出てきたけれど、それらについてはまた次の機会に書くことにしようと思う。


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