見出し画像

視線を感じるのはエネルギーを受けている証拠|左目が見ている世界


1.はじめに


気の合う人とのおしゃべりは、とても楽しいですよね。
みなさんは人と会話をする時、目はどのあたりを見ていますか?
おそらく相手の目を見て会話をすることが多いのではないでしょうか?

「目は口ほどに物を言う」という古くからのことわざがあるように、目を見れば言葉がなくとも何となく人の気持ちが分かってしまうものです。

視線に落ち着きがなければ、「何かあったのかな?」と思いますし、目を見開いたような感じがする時は「怒っているな…」なんて思います。

目を観察することで、相手が噓をついているかどうか見破ることができる、ちょっとした心理テクニックがあります。

会話の中で何か質問を投げかけた時、自分から見て相手の目線が右上を向いた場合、実際に過去に起きた体験を思い出しています

そして、目線が左上を向いた場合、まだ起きていないことや未来に対し想像・思考をしていることを表しています

これは、人間の脳の働きから読み取れるもので、目は無意識にこのような動きをしてしまうそうです。

少し話が反れてしまいましたが、目には強いエネルギーが宿り、人間や動物といった生き物にさまざまな影響を与えているといわれています。
その証拠に、誰かが常に監視している環境に身を置いていると、長い時間緊張した状態になり、心も体も疲弊してしまいます。
また、日本人は特に他人からの視線に弱い人種だといわれています。
視線に弱いとは、また、目から発するエネルギーとはどういったものなのでしょうか?
今回は、目から出る強力なエネルギーについてお伝えします。

2.目と脳の関係

私たちは右と左の目を使い、目の前の世界を認識しています。
どちらの目も同じ光景を見ているのですが、全く違う役割を持っています。

冒頭では目線について少し触れましたが、心理学において目と脳は密接に繋がりがあるといわれています。
右目で見た情報は左脳に伝達されます。
左脳では主に言語や計算といった論理的な思考をします。
そして、左目で見た情報は右脳に伝達されます。右脳ではイメージや感情といった直感的な思考をします。
(厳密に言いますと少し違うのですがここでは省略させていただきます)

これを利用して目から入る情報は見せ方によっては相手の感情を動かすこともできるのです。
相手の視界の左側に立ち、更に相手の左目を見ながら熱心に話をすると伝わりやすいということが脳科学で証明されています。

つまりこれは、感情を司る右脳に訴えかけているということになります。

ちょっとしたテクニックで人間の脳は簡単に騙されてしまうこともあるのです。
「百聞は一見に如かず」ということわざの通り、視覚から入る情報は他の五感と比べてインパクトがとても強く心を大きく揺さぶられます。

視線から発するエネルギーも他人に影響を与えるほど強いものですが、取り入れるエネルギーも人の心を動かしてしまうほど大きなものだと言えるのです。

3.左目の意味


さて、スピリチュアルな視点で見ても心理学と同様に、右目は過去、左目は未来を見ているといわれています。
特に左目は閃きや直感・感情を司る右脳と直結しているために、神秘的な能力に繋がっているといえます。

みなさんは古代エジプトのシンボルとされるホルスの目をご存知でしょうか?

ホルスは古代エジプト神話において最も古く偉大な神であり、天空神として崇められてきました。

隼の頭を持ち太陽と月の目を持つといわれていたホルスの目はそれぞれに意味があります。
右目はラーの目と呼ばれ、太陽を象徴しています。
左目はウジャトまたはウアジェトの目と呼ばれ月を象徴しています。

月は周期的に満ち欠けを繰り返すことから、「失ったものを回復させる」という意味を持っていること。

また、セト神(戦争を司る神)との争いで一度はその目を失いましたが、その後、知恵の神・月の神であるトート神により癒され回復したことから、「全てを見通す知恵」そして、「癒し・修復・再生」の象徴とされてきました。
また、ホルスの左目は守護や魔除けのシンボルともいわれ、ツタンカーメンの首飾りやミイラに添えられるようにもなりました。

また、悪魔崇拝のシンボルともいわれていますが、ホルスの左目は崇拝の対象となるほど強いエネルギーを秘めているということがいえます。
そして、全てを見通すといわれるホルスの左目と同様、私たちの左目にも未来を見る力、未来をイメージする力が本来は備わっているのではないかと考えられます。

4.視線恐怖


さて、みなさんは人の目を気にしますか?
人の目は強いエネルギーを発しており、私たちは無意識にそれをエネルギーとして感じ取っています。
日本人は海外の人と比べ、人の目を気にする傾向が強いと思いませんか?
これは日本人特有の「視線恐怖」という症状を持っているからだと考えられます。
視線恐怖とは、他人から受ける視線だけでなく、自分自身の視線も他人に不快感を与えているのではないかといった不安に陥る状態のことをいいます。

日本人は他人と上手く付き合わなければいけないといった、対人関係を重視する民族です。
そのためにいい人でいたい、いい人だと思われたいという思考から完璧でないとダメだと思い込み、他人からの視線が気になってしまう…という悪循環に陥ってしまう人が多く存在します。

学校や職場など集団の中にいる時に、この視線恐怖の症状が出やすくなります。
他人からの視線は常に誰かが監視をしているようで、ある意味では人の目はとても怖いと感じるのかもしれません。
ですが、過度に気にしすぎることは大きなストレスを生み、心にも大きく負担をかけてしまいます。

私たちが生きている時間は有限です。
この有限で大切な時間を楽に生きるために、他人の目が気にならなくなる方法をご紹介したいと思います。

5.他人の目が気にならなくなる方法

まず、客観的に見て人の目を気にしてしまう人の特徴として、繊細な気質の人、そして自信がない人があげられます。

繊細な気質はもともと持っている性質ですので、悪いものではありません。慎重派で気配り上手であることから、自分自身の長所であると認識しましょう。

そして、自信がないという人は、裏を返すと完璧主義であると言えます。
間違ってはいけない、正しくなければいけないといった思い込みから、自分自身を追い詰めてしまう傾向があります。

常に正解を選択し続けることは、人間としてあり得ないことです。
間違えたって大丈夫!
カッコ悪くてもいい!
間違いや自分ができないことはたいした問題ではありません。
ただ、ネガティブな側面だけにフォーカスしているだけに過ぎないということに気づくことが大切です。

こうでなければいけないといった考え方も思い込みでしかありません。
このような思考を否定することもなく少しずつ外していきましょう。
(否定をすると自己否定に陥る可能性があります)
そして、言葉を少し変えてみましょう。
「すみません」が口癖になってはいませんか?
「すみません」は謝罪の言葉です。

この言葉一つで謝罪をする側とされる側の上下関係ができてしまいます。(被害者と加害者という関係にもなる)
何かをしてもらった時には「すみません」ではなく、「ありがとう」という言葉を使ってみましょう。
また、完璧さを保つ努力より、真面目さを捨てる努力をしてみましょう。
真面目さは素晴らしい長所ではありますが、時には息苦しさを生んでしまいます。

人の目が気にならなくなると、息苦しさから解放されます。
周囲からの視線に意識をフォーカスするよりも、自分というキャラクターに興味を持ち、自分のこの目でどのような世界を見てみたいのか?
そのような思考に意識を向けるだけで行動が変化し、面白く楽しい世界を現実化することができるのです。

6.まとめ


いかがでしたか?目は一瞬にして膨大な情報を得ることができます。
それと同様に強いエネルギーも発しています。
人生において必要な情報は宇宙の計らいで、あえて見せられているということもあるようです。

何気なく視界に入った情報によって直感で行動し、魂の声に従って生きていると、ものごとは上手く回るとよくいわれています。
人間の可能性は自分自身を信じることから始まるのかもしれません。

YouTube動画はこちらからどうぞ