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色の好みが変わった時は人生の転機|無意識からくるサイン


1.はじめに


みなさんは好きな色はありますか?
味に好みがあるように、色にも好みがありますよね。

では想像してみてください。
今の気分はどのような色でしょうか?
今、頭の中でパッと思い浮かべたその色が、今の気分の色です。

気分は時間をかけてゆっくりと変わりゆくものもありますが、外界から何らかの刺激という情報によって、一瞬にして変化してしまうこともあります。色と人の心は深く関わっています。
つまり、色の好みが変化してきたということは、何らかの心境の変化が起きているということなのです。
それは、人生の転機を迎えていることを知らせる、無意識のサインなのかもしれません。
色の好みが変化するとは、どのような意味があるのでしょうか?
今回は、無意識からの警告、色が教えるサインについてご紹介します。

2.色の種類


みなさんは、色の種類はどれくらいあるのかご存知でしょうか?
結論から申し上げますと、「答えはない」という回答になってしまいます。色の基本として、色の三原色があります。
青緑色のシアン、赤紫色のマゼンタ、そして、イエローが色の三原色といわれ、この3つの色を混ぜることで、すべての色をつくり出すことができます。

色の配合をほんの少しでも変えることで、色味が変化するために、色の種類は無限にあるといっても過言ではありません。
また、色の感じ方も人それぞれです。
その時の気分次第で同じ色を見ても、少し違うように感じてしまったり、光の加減で見え方も違ってきます。
つまり、色には何色という名称があったとしても、それぞれがどう感じているかという、感覚的なものに過ぎないのです。

3.色が与える影響


視覚から入る情報は脳に大きな影響を与えます。
脳には五感から伝わる情報が集積されていますが、視覚から得る情報は全体の約80%だといわれています。

「百聞は一見に如かず」ということわざがあるように、何度も繰り返し聞いている情報でも、一度実際に見てみることで確信を得た、納得ができたといった体験は誰にでもあるかと思います。

色も視覚から入る重要な情報です。
視覚から入った色という情報は、肉体的にも心理的にも影響を与えます。
言葉で伝えるものとは違い、それぞれが感じ取った感覚で印象が決まり、それによって感情までが左右されてしまうこともあるのです。
つまり、色には人をコントロールするほどの、強いエネルギーが宿っているともいえるのです。

4.色が教えるサイン


さて、冒頭での質問で「好きな色はありますか?」と投げかけてみましたが、どうでしょうか?
例えば、昔は黄色が好きだったのに、最近は青色のものばかりを選んでしまう。なぜか青色が気になってしまう。そんな経験はありませんか?
色の好みが変わることは、単なる心境の変化だけではなく、自分の本当の心が何かを訴えかけているサインかもしれません。

色はその時の気分を表現することができます。
嬉しい時には明るくてキラキラした色をイメージし、落ち込んでいる時には暗くてくすんだ色のイメージをするのではないでしょうか。

嬉しいや悲しいといったできごとが起きていなくても、無意識の世界では何かを感じ取り、気になる色となり、意識として表面化することがあります。忙しい毎日を過ごしていると、自分自身が発しているちょっとしたサインを見逃してしまうかもしれませんが、最近、好みの色が変化してきた、なぜか気になる色があると感じた時は、人生の転機を迎えていることもあり、心の深い部分から気付いてほしいというサインが出ていることもあるのです。

5.色の意味


さて、色にはさまざまな意味が含まれています。
どのような色にもポジティブな意味とネガティブな意味があります。
心理的な観点で色にはどのような意味があるのでしょうか。
順にご紹介したいと思います。

赤色

情熱の赤といわれるように、赤色には活力があり、とても強いエネルギーが込められています。
赤が気になる時は、何か行動を起こしたいという気持ちの表れなのかもしれません。
また、活力が高まっていることから、ネガティブな意味として攻撃性が高まっているという意味もあります。
怒りの感情を鎮めるように警告しているのかもしれません。

青色

冷静の青といわれるように、青色には心を落ち着かせる意味があります。
青色が気になるという時は、感情が安定している、自分に満足しているという気持ちが表れています。
また、ネガティブな意味としては、悲しみを抱えていることが考えられます。
無理に明るく振る舞うことをせず、我慢をしないで悲しい時は、悲しみを感じることも大切です。

黄色

黄色は明るく活発で元気な意味があります。
黄色が気になる時は、とても開放的で希望に満ち、アイデアがどんどん浮かびやすくなっているというサインです。
また、ネガティブな意味としては、注目・注意を促す意味があり、何かを警告しているというサインということもあります。

緑色

緑は大自然の色であり、癒しの色です。
緑色が気になる時は青色と同様に、心が穏やかで安定しているという意味があります。
また、ネガティブな意味としては、リラックス・安らぎを求めている心の叫びであることもあります。
何か無理をしているというサインでもあり、肉体的にも精神的にも休みたいという表れかもしれません。

紫色

紫色はスピリチュアルに関係が深く、神秘的で高貴な色といわれています。紫色が気になる時は、直感が鋭くなっている時で、大きな目覚めの時を迎えているのかもしれません。
ネガティブな意味としては、不安や迷い、孤独を感じているというサインでもあります。

ピンク色

ピンクは若々しく可愛らしい色です。
ピンク色が気になる時は、現在の状況が愛情で満たされ、優しい気持ちで溢れている証です。
ポジティブな面と真逆でネガティブな意味としては、愛情で満たされたいという欲求が強く表れている時にも気になる色です。

オレンジ色

オレンジ色は暖色系の代表色です。
この色が気になる時は、明るく陽気で喜びに溢れていることを表しています。
ものごとが順調で、楽しい毎日を過ごしているのではないでしょうか。
ネガティブな要素はなさそうに感じますが、順調であるがために調子が良いことで、騒々しく、落ち着きがないというサインでもあります。

白色

白色はイメージ通りで純粋さを象徴しています。
白色が気になる時は、ありのままの自分を素直に受け止めている状態です。その反面、潔癖さを表しており、自信を失いそうな時、何も考えたくないといった時も白色が気になります。
全てをリセットしたいという気持ちの表れでもあります。

黒色

日本では黒色は不吉な色の象徴ではありますが、必ずしもそうとは限りません。
黒色が気になる時は目標などを達成するために頑張っている時です。
黒には人を引き付ける高級感があります。
このような意味からも、ワンランク上を目指しているという表れでもあります。
ネガティブな意味として、恐怖、絶望、不吉といった意味があります。
息苦しい日々から逃避したいという気持ちが奥深くにあるのかもしれません。

グレー

グレーは白と黒の中間色です。
グレーは真面目さ、堅実さを表しています。
この色が気になる時は、消極的な気持ちになっていることがあります。
ネガティブな意味として、抑圧された感情や、不安感、不信感を抱えていることもあるようです。
一度、感じている感情を外側に出してみることも必要かもしれません。

代表的な色をいくつかご紹介しました。
この色が気になるといって、必ずそうであるといったものではありませんが、潜在意識からは、分かりにくいサインを出していることがよくあります。
それに気づくのは自分自身でしかありません。
よく分からないけど、何だか気になる。
そんな時は、本当の心の声を聴いてあげることが大切です。

6.まとめ


いかがでしたか?
色は心の状態を投影しています。

明るい色がいい、暗い色が悪いと決めつけることなく、なぜ、その色が気になるのか、自らの心と対話することが大切なのではないでしょうか。

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