名月の句
松尾芭蕉の句。
名月や池をめぐりて夜もすがら
有名な句である。解釈としては、「池の水に映る月も美しく、一晩中池の周りを歩いていた」というようなものが多い。
教科書で習った時も、あまり深く考えなかったような気がする。しかし、人生も半ばを過ぎて、この句を再解釈してみたくなった。
まず、名月だからといって、一晩中池の周りをぐるぐる歩き回るだろうか。
当時、芭蕉40代前半。昔だったら、老年。老年性鬱のような症状も出ていたのではと考える。芭蕉は、この後旅に出る。
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