『風待ちの時間』【桜回線】⑤ #毎週ショートショートnote
＊風を待ちながら
「ふと思ったことって･･･未来にだけじゃなくって
誰かにも繋がってるって思うの」
「今は桜の季節だから《桜回線》って名付けようか？」
「他人事みたいよ？
あなただって今は《桜》でしょ？」
「はは、、キミより少しだけ、見栄えは劣るけどね？」
「ううん！ じゅうぶんに素敵よ？
幾つもの同じ思いが未来で先回りして待っている･･･
そんな気がしただけ。」
「誰もが、どこかでみ～んな繋がってるって
キミは信じてるんだ？」
「そんなこと言う《ひねくれ者》のあなたまで巻き込んでね？」
「人間だった頃に《桜になりたい！》なんて思ったこと
なかった気がするけどね。笑」
「人間だった頃かぁ･･･なんだか懐かしいね。」
「おやおや、テーマは未来なんじゃなかったの？」
「うん。今日は風さんの力を借りて出発の予定。」
「そういやぁ、俺もその予定だった。」
「じゃ、一緒に･･･未来を作ってみる？
･･･あ、風さんが来た？！ 出発！！」
「おっと、思いが一緒でないと･･･？！」
【風任せ】
（410字）
＊お題は【桜回線】。【魅力的な台詞ではじまるお話】･･･
本日も【桜回線】にて、参加させていただきます。（笑）😊
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