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お芝居を観に行く いのうえ歌舞伎『狐晴明九尾狩』③

中村倫也さん扮する安倍晴明は、
陰陽師として式神を自在に操り、
あらゆる吉凶を占うことができる。

研鑽のため大陸に渡っていた賀茂利風は
向井理さん。
2人は幼少期から一緒に陰陽道を学んだ友。
※利風という人は、史実には登場しませんね。
このたび設定された架空の人物ですね。

利風は日本へ戻ってくる。
が、実はこの利風は妖狐が化けたものだった。
晴明はそれを見抜き、妖狐と闘うという物語。

物語もそれぞれのキャラクターも面白く、
憧れの劇団☆新感線を体感できて嬉しかった。

「この世には、人も妖かしもいるほうが面白い」晴明は普段から公言している。
そのため、あやかしも含め、実に奇妙で楽しい面々が登場する。

晴明のこの考え方は現代社会の批評にもなっていると思う。
「公言」することの難しい社会になったものだと思わずにはいられない。

この太いテーマがあり、
エネルギーを放つ物語があり、
演者の皆さんのパワーがあり、
そして、ダンスが素晴らしかった。
振付はBEATING STUDIOの川崎悦子さん。
楽しかったなあ。
もう一回見たい。

Blu-ray発売、本当に楽しみにしています。


▽川崎悦子さんInstagram
「『ロッキーホラーショー』以来久方ぶりの倫也君は更に力をつけて舞台を心から楽しんでいる」と。他の演者さんについてのコメントもあります。

8月15日のツイート。8月に振り付けが始まったのですね。


▽ダイジェスト版

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