note IPアドレス流出の件について

質が悪いのが、HTMLのソースコードからIPアドレスが確認できる点。つまり、現在は対策済みであっても、インターネットアーカイヴなどのWebページ保存サービスから過去のページを検索しソースコードを確認することでIPアドレスを閲覧出来てしまう点。そして、インターネットアーカイブ等に記録されている全ての情報を消去することは事実上不可能なので、極端な話、誰でも、いつでも、流出した情報にアクセスすることができる。
(もちろん HTMLソースコードの中身を読み解く力は必要だが、やり方さえ分かれば、容易に IPアドレスまでたどり着ける)

よくクレジットカードの番号が不正流出した、というような話があるが、一般人はそれらの情報にアクセスすることはできない(ダークな人たちはアクセスできるかもしれないが)。でも今回は、誰でも、いつでも、流出した情報にアクセスすることができる点で、note にとっては信用ダメージが大きいと思う。

もちろん IPアドレスが流出しても、インターネット掲示板の書き込みと照合される(これが今問題になっている)、だいたいどの辺に住んでいる(市町村レベルなら分かる場合がある)ぐらいであるし、note でもそれなりに人気の人たち(アクセスが多い人たち)でないと、インターネットアーカイブに記録されないので、一般人には関係ないが、有名人には痛手の可能性がある。

また上記記事には、IPアドレスは適宜変更されると記載されており、まるで変更されるから大丈夫というようなニュアンスだが、IPアドレスは意外に長期間変更されなかったりするものである。また当然ながら、固定IPの場合は変更されない(固定IPにしている人はごく少数だと思われるが)。


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