散文

(久々にnoteを開いたら受験期の病んでる俺がなんか書いてる面白い奴があったので晒してみました ざまあみろ)


私は今創生スクエアにいる。展示スペースでは何かをボソボソと話す映像が流れており、ハキハキしたクリエイターというのはやはりあまりいないな、と思う。自習室は空いていない。図書館も閉まった。今日は模試の後にプラプラと散歩して、札幌駅から5ブロックほど進めばただの住宅街に囲まれてしまうことに驚いた。やはり俺は札幌を出るべきだ。眠い、どうして学生は全員が眠いんだろうか。みんな睡眠をおざなりにし過ぎている。みんな極端である。100か0かしかない世界に生きてるのではないのだから、とよく思うが、その実我々は100か0かでないと物事を識別できないのじゃないかとも思う。分かりやすい物を有り難がるのはもうやめよう。それでも、何かを立ち止まってじっくり考えるなんて時間はないし、そんな事しなくても生きている人は幾らでもいるのに。みんな無責任。俺は大人と子供と言う対立構造を小さい時から嘲笑っていたが、今では大体の大人が嫌いになってしまった。人を嫌うことが馬鹿馬鹿しかった時期も、誰の悪口を言わなくても大丈夫だった時期もあったのに、なんだか変わってしまった。たくさん寝れば治るだろうか、たくさん寝れば他人に優しくできるだろうか。もう展示の時間は終わりらしく、モニターは死んでしまった。さっきまでも死にそうな声で話していただけだったから、さほど変わらないかもしれない。行きつけのカフェは少し都合が悪かったので行かなかった。本屋には行き過ぎた。この街であと行きたい場所と言ったらいくつかの飯屋ぐらいしかない。どうして人は3食ぐらいしか食べられないのだ。それでは世界中の飯屋の幾分かも食べられないではないか。どうして人は一生かけても読み切れないぐらいの本を書いてしまったのだろう。

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