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石の色や模様や質感の違いを描く

透明水彩絵の具を使って絵を描く際のトレーニング方法として、物の質感を
観察して描きながら絵の具の特徴や筆への絵の具の含ませ方から描写までを
反復して手に覚えさせる方法の一つの素材選びとして行いYouTube動画にしてみました。

まずはモチーフ探しから。
描く素材になる石を探します。(1)

◆様々な表情を持つ石の画像資料を集める(1)

ただ、描くための様々な石を実際に集める事はかなり困難で、ここでは
フリー画像やネットの画像検索などで見つけた画像を参考にして描きます。
見つけるポイントとしては山にある石か川や海の近くの石かで石の持つ性質や形状が変わってきますのでその2点を意識してで検索します。
その中で形や質感、色、模様などに変化のある物をピックアップして描きます。(1)

◆出来るだけ色に変化のある石を選ぶ(2)

特にただ石と検索して探すと、基本的には茶色系のバリエーションの石ばかりが集まりがちです。ここでは透明水彩の様々な色相を持つ絵の具を体験したい事もるので、出来るだけ様々な色相の幅を体験できそうな色味が含まれている石を探します。(2)

◆模様のおもしろい石を探す(3)

また石の模様が面白い物を探します。(3)
筆でただ描くだけが描写方法では無いので、筆以外の物を利用した技法を使う事も描写方法の一つです。
模様をどういった形で表現、描写するかを考えるのも勉強になります。

◆石に付着した石以外の質感を表現(4)

川や滝のある渓谷などには苔が付着した石が結構有ります。
石に付着した物の表現もなかなか描きがいが有ります。
ぼかし刷毛などを使って表現してみるのも面白いでしょう。(4)

◆エッジを効かせてコントラストで表現(5)

ゴツゴツとした石は片ぼかしを使って明るい箇所と暗い箇所でエッジを効かせた表現で描写するとそれっぽさが表現できます。
あと陰影がまばらにならないように大きく捉えた明るい箇所と暗い箇所の流れをまとめながら描きます。
(4)のように左側を全体的に暗く影を落とす事で立体的な印象を持たせます。

今回の制作のテーマはあくまでも描写トレーニングです。
写真みたいに画像そっくりに描く必要はありません。
様々な色に対応した色使いや、混色、筆使い、その他の技法との組み合わせなど、考えながら自分なりの描写スタイルを作り出すことが目的です。
興味が有りましたら是非お試し下さい。

◆YouTube
「透明水彩☆石の色や模様や質感の違いの描き方を解説します!
https://www.youtube.com/watch?v=C_kQcscCCl0&t=9s

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