#03 東京アクターズスタジオは なぜ無料？
お読みくださり、ありがとうございます。
２０２４年１１月１日より週２回ペースで
連載を始めました。風瀬です( ´ ▽ ` )ﾉ
２０代の私が通い、
今もなお大切に思う場所と時間と
出逢えた方々について綴っています。
１９９１年の渋谷の風が、
ほんのり届いたら嬉しいです🍃
正午シェアの予定でしたが、
今朝も渋谷に出かけていまして、
快晴の中もう一度、跡地を撮ってきました。
やっぱり、青空がいいですね💙
#02記事の現在写真の右も差し替えました。
さてさて。タイトルにある
「東京アクターズスタジオは なぜ無料？」
その熱い思いは、
大きなフォントで力強く
『新鮮な 映画・TV俳優を育てたい』
と題された募集フライヤーの裏面に
大山塾長の言葉で明記されています。
全文、ご紹介します。
大山塾長のメッセージ
はじけるような魅力ある若手が欲しい。
TVや映画でドラマを演出していて、
そう痛感していた。
マチには百以上の俳優訓練所がある。
なのに、
現場が求める初々しい即戦力の演技者は、
仲々に出てこない。
ひとつには、
TVや映画のカメラの前では新人はおじけづき、
いいところを発揮できないで終っている。
ならば、可能性のある若手を
徹底してTVカメラの前で経験させ慣れさせるー
しかも、
現場のディレクターの厳しい立ちあいの許で。
そこから、現代が求める
新しい深みのある演技が探れるのではないか。
もうひとつ。
懐が十分でない有能な新人に広く機会を与えたい。
そのため受講料は無料にした。
人気俳優や実力タレントは、時代の顔だ。
映像ソフトの次の世代を支える中味の濃い若手を
一人でも多く生みだしたい。
それは時代を豊かにする財宝になるはずだから。
大山勝美
今、先生方の年齢になり、
改めて、これを読めたことが幸せです。
情熱と理想主義に溢れる
素敵な大人がたくさん居てくださって
大きな愛で、
何者でもない私たちに
夢のような機会と
大きなチャンスをくださったこと
私はその道で
生かすことはできなかったけれど
それでも共感を持って
今、生きていると感じています。
ありがとうございます。
「時代を豊かにする財宝になるはずだから。」
最近の俳優さんたちは、
演技や作品作りという仕事が
本当に大好きで
力むのではなく
心からその役を味わい
その人として生きていらっしゃることを
感じています。
大山先生がご覧になったら
どんなお話をなさるでしょうか。
１９９１年という年。
あなたはどこに住んで、
どんな暮らしをしていましたか？
バブル景気の終焉、
「失われた１０年の始まり」
とも呼ばれる平成3年ですが、
トレンディドラマは全盛期❣
月９ドラマで言うと、
「東京ラブストーリー」
「学校へ行こう！」
「101回目のプロポーズ」
「逢いたい時にあなたはいない･･･」
弾ける活気もあって
印象に残っている作品がつづきます。
さらに調べてみると、同年１月から
９桁だった東京の固定電話番号が、
０３の後に３をつけ03-3XXX-XXXXという
１０桁に変わり、
１１月５日に、内閣総理大臣が、
海部総理から宮澤総理に変わる･･･
そんな時期。
街ではワンレン・ボディコン
（ジュリアナ東京スタイル）が流行し、
大相撲では千代の富士が大記録を残し引退し、
若貴の登場もあり世代交代の転換期。
新語・流行語大賞は、チャーリー浜さんの
「◯◯じゃあ〜りませんか❣」ですって(´▽`*)
※Wikipediaさんに感謝🙏
まさに、平野ノラさんの表現する、あの時代✨
🎵ポケベルが〜〜 鳴らなくて〜
のテーマ曲も印象深い
裕木奈江さん主演のあのドラマは１９９３年夏。
その２年前。
私は平日起きている時間のほとんどを、
ここ渋谷区宇田川町で過ごし、
読み返すと胸の熱くなる
素敵な大人が創ってくださった場に
参加する幸運を得ていました。
夜間コースのタイムスケジュール
昼のコースは
１３：３０〜１７：００
教材係だった私は、
昼メンバー退出と入れ違いに到着。
同フロアのメディア･ワークショップ事務局で、
次回用のシナリオ等を人数分コピーし、
配布物を準備し。連絡事項を確認。
教室となるスタジオではカメラ係が
１７：３０〜 カメラ等セッティングを始め
１８：３０〜 カメリハをスタート
３時間のレッスンの後、
片付けまで終えてスタジオを出るのは
２１：３０ 近く。
遠方のメンバーは駅までダッシュ状態。
それこそまだポケベルも持っていなくて、
連絡網はみんな固定電話。
ほとんどのメンバーは
東京・神奈川・千葉から通っていましたが、
一番遠いメンバーはなんと三島だったっけ。
Mくん、元気かな？
受講資格１８歳〜２８歳
メンバー３５名のうち３割ほどが学生。
それぞれ夢を抱き、
みんな情熱に満ち
キラキラしていました.｡,:*☆
私たちが修了式を迎えた１９９２年の
月９ドラマは、
「あなただけ見えない」
「素顔のままで」
「君のためにできること」
「二十歳の約束」。
レッスンの休憩中、
タレントさんとスタッフさんが
廊下の奥から歩いてきて驚き、
慌てて挨拶したことがありました。
数ヶ月後、
あのドラマの撮影か取材だったのだな、
気づいたりしましたよ。
発掘！ 第６期生募集フライヤー
私、先月末から自室を移動し
断捨離しているのですが、
過去何度もの引っ越しでも
捨てられなかった
大事なものコーナーから
出てくる出てくる･･･！
私が受けた年のフライヤーは
なかったのですが、
１９９３年クラス（５/１５〜１１/１７）
募集のが発掘できました🌈✨
画質落としてます。雰囲気だけ。
これによると、定員は３０名に、
夜間コースの受講資格は１５〜２８歳。
（私たちは確か昼と同じ年齢制限だったような）
ここに写っているメンバーは、
私たちと同時期の昼クラス＜第３期＞のみなさん。
教材係で早めに着くと、
昼クラスの方とすれ違うので
何人かお会いしたことがあります。
多分、修了式後のスナップの
シャッターも押したような。
このフライヤーの裏には
「活躍している修了生」も載っていますが
（また他の記事でご紹介しますね）
まだ西島さんのお顔はありません。
１９９３年１０−１２月の
「あすなろ白書」出演後･･･
ムロさんが手に取ったのは、
１９９４年の７期以降のフライヤーでしょうね。
私も１９９５〜１９９７年ごろ
渋谷ビデオスタジオ外壁の掲示板で何度か
西島秀俊さんの横顔が丸抜きで掲載された
そのフライヤーを拝見したことがあります。
何もかもが、懐かしい。
最後までお読みくださりありがとうございました。
次回 ＃４は、
開校式で配布された資料から、
私たち夜間コースのタイムスケジュールを
より詳しくまとめる予定です。
11/12(火)･･･たぶん正午ごろ
またお目にかかります♪( ´ ▽ ` )ﾉ
どなたさまも、素敵な週末を.｡,:*☆
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