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蜻蛉玉簪「深紫」

この簪(かんざし)は紫が美しい5月に制作した。光によって見え方が変わるこの蜻蛉玉(とんぼだま)も菖蒲やかきつばた、藤などを連想する。陽が沈むと深紫(こきむらさき)となり特別感がある。蜻蛉玉はそれぞれが一期一会。これはずっと眺めていたいひとつ。

この簪(かんざし)は、ある琵琶奏者をイメージして制作しました。桜吹雪の中で琵琶を奏でるその女性の黒髪には品のある紫の玉が似合うと想像しました。

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