昔、PBWマスターへの打診があったけど、マスター試験で撃沈していた話

お疲れさまです、風嵐むげんです。

皆様はPBWというゲームをご存知でしょうか。正式名称はプレイバイウェブというのですが、簡単に言うと多人数同時参加型ゲームです。

しかしPBWはコントローラーでキャラクターを動かしたりするゲームではなく、文章で動かすゲームなんです。TRPGに近いかもしれません。

ルールはまず、プレイヤーが自分のキャラクターを作成して、行動を選択します。それに対してマスターがプレイヤーのキャラクターがどういう行動をしたかをシナリオにする、という感じです。ジャンルなどによってルールが変わってくるのですが、ざっくり言うとそんな感じのゲームです。

で、PBWがどうしたかと言いますと、実は数年前にとあるPBW運営会社からマスターになってくれないかと打診があったんです。

なので今回は、この時のことを思い出しながら記事にしようかなと思います。かなり前なのでだいぶ記憶が薄れているのですが、あれはあれで私の中で大きくていい経験だったので、よければお付き合いください。

ただし、先に言っておきますが、私はマスター試験で撃沈しました!

①打診のきっかけ

まず、最初のきっかけは何だったのかというと、運営会社からのDMです。その頃からすでに小説投稿サイトで活動していたのですが、どうやらそちらを見て声をかけてくれたようです。

当時はPBWという名前しか知らなかったのですが、担当の方がとても親切だったのと、マスター業がとても興味深かったので、マスター試験に挑戦してみようと思ったわけです。

②マスター試験

打診があったとはいえ、なんのテストもしないで採用とはいきません。私が参加の意思を伝えると、試験を三回するので期限内に送付するようにと言われました。

一回目では、ミッションの作成。『お姫様がお忍びで街へ遊びに行きたいので護衛を求む』とか、『行方不明の人物を探してください』みたいな、そういう作品の世界を盛り上げる要素を作成します。

二回目は、自分で作ったミッションをプロット形式にします。この場合のプロットとは、

『プレイヤーキャラクターが所属ギルドで休憩していたら、ローブを目深に被って顔を隠した少女が飛び込んできた。彼女はきょろきょろとギルド内を見回すと、受け付けカウンターではなく、真っ直ぐプレイヤーキャラクターの方へ駆け寄ってきた。

「あなた、強そうね。わたしの護衛をしてくれないかしら?」

そう言って、少女が僅かにローブから顔を出す。ニンマリと笑う彼女は、王国のお姫様だった』

みたいな、こんな感じだった気がします。

ここまではねー、順調だったんですけどねー。

③他人のキャラクターを預かるということ

三回目のテストでは自分が作ったミッションに、実際にプレイヤーキャラクターが参加してきた時のシナリオを書くというものでした。これが、とにかく難しかった。これが出来なくて挫折しましたw

というのも、PBWはTRPGみたいに、プレイヤーキャラクターの行動がとても自由なんですよ。上記の例のミッションで言うと、参加してきたキャラクターごとに行動が変わってきます。

とあるキャラクターは、「お忍びなら出来るだけ目立たないように」ということを重視するかもしれませんし、別のキャラクターは「変装して街を堂々と歩こう」って言い出すかもしれません。その行動に関してシナリオを作るのは、まだいいんですよ。

私が難しいと感じたのは、プレイヤーが自分のキャラクターに対する期待にこたえられるシナリオを作るということです。これは文章力とか発想力とか、そういう小説家としての技術だけでは太刀打ち出来ない壁でした。

壁っていうか、プレッシャーですかね。今だったらもう一度挑戦したいくらいですが、その時は精神的に厳しかったw撃沈したというのは、こういうこ経緯でした。

もしもゲームや文章を書くことが好きで、そういう方面のお仕事を探しているという方がいらっしゃいましたら、こういうのもあるよーというお話でした。

私には無理でしたが、得意な人は活躍できるジャンルだと思いますので、興味がある方は調べてみるのもいいと思います。

以上、思い出話でした! お付き合いいただき、ありがとうございました。

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