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SPORTEC2023に行ってきました

酷暑の8月4日、東京ビッグサイトにて開催されていたSPORTECに行ってきました!


今週は特に大変な1週間でヘロヘロだったけど、やっぱり行ってよかったです💪

多分4回目くらいの参加ですが、今回はコロナの制限が無いからか活気がすごかった!
また、体感ですが前回から比べて一気に"AI"という単語が増えた感じがしました。

姿勢や動作を即時分析するソリューションが増えていたり…


動いた分のデータを収集することができたり、動作中の重心や使い癖を可視化できたりする最新マシンもたくさんありました。


そして上の写真は初めて実物を見たHALと、HALを開発したcyberdyne株式会社さんのブース!

HALは世界初の装着型サイボーグで、
脳からの信号で体が動く仕組みを利用して、この信号を皮膚に貼ったセンサーで検出し、意思に従った動作を体に装着したサイボーグが実現させます。
そうすることで脳は「指令で体が動いた!」
体は「脳からこの信号が来たら、この動きをすれば良いんだ!」と認識し、このループを繰り返すことで機能回復を実現してくれるのです。

これを使うと脳梗塞等で体が麻痺していた人でも驚異的な回復を見せることが明らかになっていて、前々からすごいと思っていた技術の一つ。
展示会に足を踏み入れて最初に見つけたブースでHALを見られるとは…


各ブースではゲストを迎えたミニ講演も行われており、非常に興味深かったのが
DTXFITさんのブースで行われていた一谷勇一郎さんの講演です。

一谷さんは介護事業所の運営経験から衆議院議員になられた方で、以下のようなお話をされていました。

今まで介護保険や医療保険といった共助と公助が中心だった社会の仕組みが超高齢化社会の中で崩壊しそうになっており、社会では新たに自助や互助の仕組みを作り、活用することが求められています。

そのために国は、大幅に予算を引き上げて企業に向けても健工システムへの投資を促進したり、「健康経営」を推進しています。

個人の単位においても、若者からお年寄りまで、進むDXに合わせてウェアラブルデバイスやフィットネスマシンで測定した運動データを医療機関に繋げて、現状の分析や薬の処方、その後の介護プランを含めた生活の方針策定に繋げたり、

健康診断の結果や既往歴、身体機能の分析から、AIが最適な運動プログラムを組み、認知症などの生活習慣病を未然に防いだりするセルフケア中心の時代がやってくるでしょう。

実際に、スマホアプリなどで簡単に体や心の状態をチェックできるソリューションが増えている、と展示場を回って感じました。

話を聞いて、健康経営は弊社も謳っているけれど、身体機能や身体の状態へのアプローチはかなり遅れてるなぁ…と思わずにはいられない内容でした。
正直なところ日本全体が遅れてるから仕方ないとは思いつつ、社会保障が崩壊する前に早くこのあたりを推進していきたいですよね。

また、運動したデータの集計や統計、分析や連携に対しての補正予算が当初予算より大幅に(およそ10倍)取られていることも印象的でした。
国の医療方針としても、ここのビジネスはこれからすごく伸びていきそうですね。

予防医療に目を向けたLEXCO社のマシン
USBを挿すことができ、運動データを取得できるそうです

午後はセミナー「フレイル・介護予防産業の現状と今後の展望」を受講。
日本総合研究所 、アシックス発の機能訓練特化型デイサービス「トライアス」、バンダイナムコの社内ベンチャーから生まれた「プレイケア」よりフレイル・介護予防事業を担う方々のお話を聴き、これからの社会予測やニーズの変化、産官学の連携の動向について学ぶ充実した時間を過ごしました。


SPORTECにはみんなが健康になることで社会が良くなると信じてる人や会社が集まっているので、やっぱり同じ志を持つ人の中に行くのは元気が出るなぁと思いましたし、日々の忙しさの中に忘れていた自分の原動力を思い出す良い機会になりました。

とりあえず…今日はゆっくり休んで、また明日からトレーニング頑張るぞ!

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