子どもに勉強を教える 2021-02-04

今日のお題

子どもが学校が嫌いで心配になってきたので、この本を読んでみた。

背景をもう少し説明すると新学年になってから新しい先生とあまり相性が良くないらしい。それで勉強も一緒に嫌いになってきた。また日本語補習校に通い始めて、慣れない漢字を書いたりと、これまでパッとできてたのにパッとできないことが増えてきたのも要因として考えられる。

この本を読んでとても良かった。この本はインストラクショナルデザインに通じる考えで学力をとらえており、それにはっとさせられた。理解できるよりも点が取れる、解けるようになるというのをまずは重視するという考え方でこれは理解していた気がするが自分の子どものこととなると理解できていなかったのが分かった。それで全部頑張らせようとしてきたのは親として反省している。

もう一つこの本では百ます計算を進めていて、これまで知る機会がなかったがある程度ちゃんとした理屈があるのを確認できたので導入してみようと思った。まず、百ます計算は時間を測るので、自分の成長が分かりやすく自己効力感を育てるのに良い。そして、百ます計算でやる1桁の数字の加減算が暗算できるようになることでそれを利用する2桁の計算や掛け算、割り算を解くための基礎体力(比喩)が身に着くというのだ。

また、1桁同士の加減乗除について暗算ができるようにする、公式を暗唱するなど、体で覚えるものを挙げつつも、桁のイメージや、時速の時間と距離の関係などは意味で理解すべきなど、かなり筋道が立った説明のように感じた。

最後の方では、学習方略について触れており、学習を見直すのは少し高度としている。これは今子どもに教えていても問題のどこを間違えたのかとか一緒に確認しようとしてうまくいかなかったこともあり、納得した。これについてはまずはある程度自己肯定感が高まってから改めて取り組んでみたい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?