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情報を構造的に扱うことについて 2021-03-13

忙しさのピークが過ぎ、新しくやっていたスケジュール管理や情報管理が完全にストップしていたことに気付く。忙しかったから仕方ないのだが、一方で、もし忙しさのピークの時でも続けたいなら、縮退運転ができるような最低限のレベルを決めておく必要があるなと思った。

ニコラス・ルーマンが考案、実践していたというZettelkasten(ツェッテルカステン)という情報管理の方法を試してみたくて、Roam ResearchというEvernoteを便利にしたような情報管理サービスを使ってみている。ちょっとやってみて思ったのは、情報をネットワーク化するというプロセスが重要で、1つ1つのカードは大事ではない。

『メモの魔力』を読んだ時と同じような感覚を感じた。情報を決まった手順を踏んで意識的に処理することで洞察を得ることを目指すものだと感じた。このような情報の扱い方については以下のブログエントリにも書かれており、こちらはトレーサビリティについてだが、一定の手順に従って情報を処理することについて地に足をつけて考え始めたのはこれを読んでからのこと。職場の書類の整理を少しずつ進めていて、どこに何があるか、何がファイリングされていないか気付くようになった。

秘書検定でファイリングについて学ぶことができるというのを知ったのだが、これはもしかするとファイリングというのは仕事の片手間でやるのは難しく、秘書がある程度時間をかけてやるべきものだからなのかもしれない。逆に、ソフトウェアでこの辺りを補ってくれるものがあれば個人でも十分な情報管理ができるはず。

マクルーハンは本の構造とその特徴について言及していたけど、ネットワーク的な情報の整理についてソフトウェアの観点からもう一度考えた方が良いかもしれない。情報と情報がつながって新しい情報が生まれるとすると、ネットワークが情報自体と同じくらいの意味を持つのだと思う。

以前、このような本を手にして面白いなと思っていたが、情報の整理の仕方について改めて考える良い機会だと思う。だれかこの本のまとめがあれば教えて欲しい。

情報の伝え方にはPush/Pullがある。情報の構造化の仕方にLATCHがある。タグ付けして管理する。情報を検索する機能を提供するなどがある。

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