業種によるコミュニケーションの違い 2021-02-09
今日のお題
医師国家試験が話題ですが、友人から送られてきた「看護師には絶対解けない秘書検定2級の問題」と、その根拠見て欲しい pic.twitter.com/wQwri8uBea
— ぴんとこなーす (@puropera44) February 8, 2021
この一連のスレッドが面白い。秘書は上司が正しいものとしてコミュニケーションを行うが、看護師はヒューマンエラーはあるものとしてコミュニケーションを行う、というツイート。私はシステム開発の経験が長いので看護師と同じように間違いがないかどうか確認をするのじゃないかと思う。
ただ、会社に入りたての頃は気になったことを細々と確認するのに抵抗を感じていたように思う。それは性格や知識のなさもあったと思うが、安心して発言できる環境や、確認したときの周囲の反応が予測できなかったからだと感じる。
現実は誰かと話す時に、コミュニケーションのルールやゴールは確認することはあまりないので後から齟齬が明らかになることが多く、大きな問題になりやすいのではないかと思う。秘書的考えの持ち主がシステムエンジニアや看護師になった場合にコミュニケーションについての考え方も合わせて変えていかないとまずい。
これは国際協力についても言えるのだと思う。国際協力プロジェクトを行う場合には日本での対等な立場でのコミュニケーションを想定して話をするが、相手はそう思っていない可能性がある。これは立場の不均衡によるもので、ここにずれがあってトラブルになるとお互いに不幸になると思う。また、相手の文化でダイレクトなコミュニケーションスタイルが受容されていない場合もお互いに不信感を抱く原因となる可能性がある。
冒頭のツイートに上げた例は分かりやすいが現実にはこういった事例として学べることは少ないように思う。では、こういった事例はどのように学べばいいのか。まず、文化間による相違は異文化コミュニケーション論などの例証からある程度推測することは可能だろう。
それ以外に業種や立場の違いによる考え方の不均衡は、いろんな角度から測量する必要がありそうだ。自分と相手ともう一つくらい違う立場を想定して、特徴を洗い出すと比較の軸が見つかると思う。そうすると違いが立体的に浮かび上がるのじゃないかと思う。
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