彼といつまでもラブラブで、幸せに過ごしたいなら、彼をコントロールするな。

今日は、わたしの方が帰りが早かったので、夜ごはんを作った。

少しして「ただいま~」と彼が帰ってきた。

彼は汗っかきなので、帰ってきたらすぐにシャワーを浴びるのがお決まりのパターンだ。

最近は特に熱いので、ここ数日は毎回そうだ。

今日も先にシャワーを浴びるだろうと思ったが、念のため「お風呂に入ってからご飯を食べる?」と尋ねた。

すると「や、今日はご飯から食べる」

「シャワーは浴びなくていいの?」と聞くと「今日は着替えたから大丈夫」と彼は答えた。

よっぽどお腹が減っていたのかもしれない。

台所で最後の仕上げをして、いっしょに夜ご飯を食べた。

とうもろこしご飯とみそ汁と、彼が買ってきた「うなぎもどき(うなぎによく似てるけど、本当は輸入されたナマズらしい)」をおかずに、お互いの1日を労いながら、仲良くご飯を食べた。

そして、いっしょに食器を流しにもっていった。


ここまではよかった。
ここまではね。


問題は、しばらくして彼が寝っ転がってしまったこと。

ごろ~んと横たわり、寝息まで立てている。
腹立たしい。

とてもイライラする。

彼が寝ている間に、わたしは洗濯物を畳んだ。

彼が仕事で疲れているのはよくわかっているつもりだ。

でも、今日はわたしだって1日働いた。
立ちっぱなしだったので足は重いし、腰も痛い。

同じように疲れている2人のはずなのに、洗濯物を畳んだのは私だけ。

しかし、わたしが1番イライラしているのは、洗濯物を1人で畳んだことではない。

イライラの原因は、「彼がお風呂に入らずに床で寝てしまっていること」だ。

彼の仕事は朝が早いので夜の内にお風呂に入った方が絶対楽だし、今日も暑かったからたくさん汗をかいたはず。どうせなら、サッパリした体でゆっくり休んでほしい。

それに、さっき「今日の夜はいいことしようね」的な話しをしたぞ。
風呂にも入らずに事を為すつもりか。


ぐるぐる考えていたら、イライラがイライラを呼び集めて、頭に血が上ったので無理やり彼を起こした。

「お・ふ・ろ!はいってきて!」と。
まあまあ大きな声で、まあまあ怒った口調で。

彼はとても眠そうで、体を起こすのはしんどそうだった。

でも、わたしは彼にお風呂に入ってほしいので、寝落ちする彼を何度も起こし、強い口調でお風呂に入ることを要求した。

が、起きない。

起きない彼にまたイライラしたので、頭を冷やすために部屋を出て台所で食器を洗った。

洗いながら、わたしは自分自身が「彼のお母さん」のようになっていることに気づいた。

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