野球カードについて話したい⑤:BBM2011/2024 Rookie Edition ROOKIE OF THE YEAR

野球カードについて、話したい。

カードのデザインは毎年各社趣向を凝らしており、時にはレトロに、時には斬新なモチーフでコレクターを楽しませている。
デザインに大きな変更がなさそうなカルビーですら、選手名が白字になったり黒字になったり、漢字になったりローマ字になったりと毎年マイナーチェンジを続けている。
そんな中、10年以上デザインが変更されていないカードを紹介したい。

(左)BBM2011 Rookie Edition ROOKIE OF THE YEAR 2010 #RY1 榊原諒(日ハム)
(右)BBM2024 Rookie Edition ROOKIE OF THE YEAR 2023 #RY1 村上頌樹(阪神)

比較対象として写真を載せたのは、BBM2011 Rookie EditionよりROOKIE OF THE YEAR 2010の「榊原諒選手」と、BBM2024 Rookie EditionよりROOKIE OF THE YEAR 2023の「村上頌樹選手」である。

Rookie Edition恒例となっている前年度新人王を収録したサブセット「ROOKIE OF THE YEAR 」は、2011年(つまり2010年新人王)で初登場してから最新の2024年に至るまで、デザインがほぼ変わっていない。
(細かく言えば2014年に表面の加工が若干変わっているが、そのくらい)
シンプルで洗練されたデザインで、複数年度分並べてみると実に壮観だ。

裏面の仕様も年度ごとに大きな差はないが、「Rookie Edition」のロゴが毎年パッケージのものに差し替えられているのがちょっとした遊び心。
次はどんなデザインになるだろうか、と「変わっていくことへの期待」もあれば、このカードのように「変わらないことへの期待」も同時にあったりする。

このラインナップに自分が加わりたい」とプロの道、さらには新人王を目指す選手が現れるように、10年20年とさらに末長く続いてほしい。

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