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令和の暑さ対策
関東地方は梅雨明けからこちら、非常に暑い日々が続いている。
先日蓮の花の撮影に赴いた際も、午前中の早い時間でささっと引き上げたにも関わらず、腕や首が真っ赤に日焼けする程度だ。
皮膚が焼けてるのがなんとなくわかるレベルだと思う。
さて、こうも暑くなってくると写真撮影一つ取っても暑さ対策が重要となってくる。
小まめな水分補給や帽子の用意は当然として、飴などで塩分を補給をしたりも大切だ。
数ヶ月前、たまたま朝の報道番組の中のコーナーで、SONYが開発したというウェアラブルクーラーの特集が行われていた。
CPUや半導体などの冷却技術を活かして試しに作ってみた、とインタビューに答えていた。
「あ、これ夏の撮影に使えるかな?」
と、なんとなく覚えていた程度であった。
話は変わり、私は電車を使って会社まで通勤している。
Suicaにクレジットカード機能を合わせたビュースイカを便利かと思い使っているわけだが、 このビュースイカ、定期券を購入したりチャージしたりする度にポイントが貯まっていく。
この変換率が実は結構よく、購入額の3%~貯まる形だ。
実は2年くらいこのポイントを交換するのを忘れていたところ、なんだかんだでポイントが2万円くらい貯まっていた。
1ポイント1円としてSuicaにチャージすることが出来るので、ちょっとしたお小遣いを頂いたのとほぼ同意だったということである。
で、折角貯まったポイントを使ってみるか、と某ビックカメラで物色していたところ、先述のウェアラブルクーラーが色々置いてあったので取り敢えず買ってみたという訳だ。
どうも今年はこの手のアイテムがブームらしい。
今回購入したのはnecon(ネックオン)という首掛け型のウェアラブルクーラー。
ぶっちゃけ並んでいたものの中で一番高いのを選んだというだけだが。
首に取り付けてクーラーのスイッチを入れるとペルチェ素子方式で冷却し、首周りが冷やされる仕組みである。
また、ペルチェ素子の特性として電流を流す方向を変更することで吸熱とは逆に放熱することが出来る。
ネックウォーマーとしても動作するわけだ。
ペルチェ素子とは一体なにか。
簡単に書くと低価格のワインセラーなどに搭載されているものと同じ仕組みで、異なる金属の接合部分に半導体素子を設け、ここに電流を流すことで片面が吸熱、片面が発熱するという仕組み。
コンデンサ型より小型・軽量・安価になりやすい変わりに耐久性と熱効率は劣る。
おおよそそのような形で、こうやって身につけるアイテムとは相性が抜群だろう。
ペルチェ素子方式のワインセラーはミヤマクワガタや高山性の蘭を育てるのに応用することができる。
さてこのネッククーラー、USB-C端子で充電を行う。
およそ2~3時間で満充電が可能だ。
電源を入れ、ホットとコールドお好きな方を選ぶ。
出力も三段階で選ぶことが出来る。
コールドモードで出力を最大にすると、数秒で頸動脈付近に当たる金属部が約15度まで下がる。
氷を入れたグラスくらいの体感温度だ。
身につけると確かにひんやりしており、濡れたタオルを首に巻いた程度の冷却感がある。
ただし、耳元でファンが回っているので気になる人は気になるかもしれない。
パソコンのHDDが回っているのよりかは少しうるさい。
首への取り付け幅が融通が効かないのはマイナス。
人に寄っては付けたときしっくりこないかもしれない。
また、付けたまま首を動かしたり寝転がったりすると結構な圧迫感を感じる。
首を締められているような感覚のため、食事中にも向かない(妹談)とのことだ。
一応カタログ上の連続起動時間はクーラー2時間、ウォーマー4時間ほど、と記入があった。
しかしこの数字は最弱モードでの利用時と思われるので、出力を上げるほど動作時間は短くなる。
最強モードで連続使用すると30分強ほどかと思う。
モバイルバッテリーで充電しながら使うことができるので、気になる場合は組み合わせるといいだろう。
令和になり、冷却システムもどんどん高度化している。
ペルチェ素子型のクーラーが幾つも並んでおり、数年前までは小型扇風機がやっとだったところからめざましい進歩を遂げていた。
後は実際の撮影でどれ程使えるか。
灼熱回との異名を持つ7月末のフィルムさんぽで試してみたい。
kaz
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