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【してみて良きにつくべし】 今の不安な時代にこそ、世阿弥の言葉が力になる。

「してみて良きにつくべし。せずば善悪定め難し。」
これは『申楽談議』に記された、能の大成者である世阿弥の晩年の格言です。

「舞台で実際に演じてみて、結果の良かった方法を採用しなさい。演じてもないのに、いずれが良いとは言えない」。という意味です。

失敗を恐れてあれこれと事前に調査に時間を費やし、結局何も行動に移せずに終わることがあると思います。

私は日本の企業と海外の企業で働いた経験がありますが、日本の企業は計画に多くの時間を費やし、実行に至るまでに時間がかかる傾向があると感じています。

私生活でも思い悩むことに時間を使ってしまい、実際に行動に移すことができないことがあるのではないでしょうか。

不確実な時代を生き抜くには、多くを悩むより先に行動を起こすことが肝心だと思います。
成功すればそれに越したことはなく、失敗しても早期に次のステップへと進むための学びとすることができます。

そして、行動を起こしやすくするためには、以前つぶやきましたように、空中のお手玉の数を減らすことが重要だと思います。

また、これも以前noteに書いたことですが、「初心忘るべからず」という言葉の通り、過去を断ち切る勇気があれば、人生は確実に良い方向へと変わっていくと信じています。

悩みを抱えつつ、一歩を踏み出すことにためらいを感じている方々にとって、参考となることを願っています。

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