「推しの素晴らしさを語りたいのに「やばい!」しかでてこない 自分の言葉でつくるオタク文章術」通称 #推しやば 読みました

一言で言うと

「自分の意見を持つためには、どうしたらいいのかを示してくれる本」と言える。

そもそもこの本は

もともとこの本は、題の通り自分の推しについて語りたい時に、自分の言葉で語れないと思っている人のためのノウハウ本だ。

どうやって言葉を見つけるのか、どうやって表現したらいいのか、などこの本にはかなり丁寧に、そして繰り返し説明がされている。

作者のYouTubeチャンネルでは、感想文の書き方については解説されていたが、この本ではそれをさらに丁寧にわかりやすく解説しているという印象だ。

動画では感想文の書き方が解説さえていたが、この本では単なる感想文だけでなく、言葉で表現した理、SNSでの書き方であったり幅広く応用ができるように解説されている。

自分の意見が重要

その中で、自分が一番感じたのは、どうやって自分の意見を発見し、表現していくかと言うことでについて解説された部分である。

ポイントは、「他人の意見から自分を遮断すること」とされていた。

自分は、自分の意見が持てないことを知識不足だと感じていた。そのため、どんどん外から知識を得ようとして情報を集めていた。

ただ、そうすると結局他人の意見に影響を受けてしまい、考え方も、表現方法も似通ってしまうと言うのだ。

そのため、自分の意見を述べようとするのなら、まずは他人の意見に極力触れず、自分はどう思ったのか、この部分にそう感じたのか、なぜそう思ったのかをできるだけ細かく、正確に突きつけめたいくと言うことだ。

すぐにできることではないかもしれないが、他の人の意見から距離を取ると、確かに落ち着いて自分の思ったことを確認できるし、自分だけの表現も考えられるように思う。

これは、何も推しを語る時だけでなく、仕事でも、他のことでも自分の意見を述べたいとき、述べる必要があるときには広く応用ができると感じている。

今年のベスト5に入る本

少し大袈裟かもしれないが、自分の意見を持つために他の情報から遮断するという考え方は、そもそも自分の中になかった考えだったので、控えめに言ってもかなり衝撃的だった。

確実に今年読んだ本の中ではトップ5に入る本だと思う。特に最新の映画や、ニュースなどについて自分の感想を書きたいときには、このことを意識してやっている。

今の時代、自分からとりにいかなくても下手をすると、情報が向こうから飛び込んでくることもあるので、入ってくる情報をコントロールするのも努力する必要がある。

ただ、自分としては自分の考えを持つために苦労していたので、この目から鱗のようなアプローチをものにしていきたいと考えている。


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