第13回/推しのチームが優勝すると・・・
※いつも思ったことを書いているのであるが
今回はいつも以上にただの感想、筆者の日常の話である。
フットボール好きの筆者には各国に推しのチームがある。
・プレミア(イングランド)・・・ウエストハム、フラム。
・ラ・リーガ(スペイン) ・・・アスレティック・ビルバオ。
・セリエA(イタリア) ・・・ラツィオ。
・ブンデス(ドイツ) ・・・以前はシャルケやブレーメンが好きだったが今は全般的にみる。
・Jリーグ ・・・以前は北海道コンサドーレ札幌が好きだったが今は全般的にみる。
とまぁ、こんな感じだ。
好きになった理由はそれぞれだが、共通しているのは
「決して超ビッグクラブではない」ということ。
筆者の捻くれた性格の影響もあるのだろう。
「ビッグクラブが勝っても面白くないでしょ」と考えている節がどこかにある。
そんな応援しているクラブの中でも、
強いて言うならラツィオくらいが「もしかすると優勝できるか・・・」というレベルだろうか。そんなラツィオですらリーグ優勝から20年以上経過しており(コッパイタリアは獲得しているが)、
他のチームに至っては、生きている間にタイトルを獲得する光景を目にすることが出来るのか、怪しいレベルのチームだ。
ましてや、自国のリーグ戦でも成績が振るわず、チャンピオンズリーグ(CL)、ヨーロッパリーグ(EL)、ヨーロッパカンファレンスリーグ(ECL)出場圏内に入らない、
酷いときには残留争いにすら絡むレベルのチーム達だ。
そんな状況であるので、推しのチームがヨーロッパのカップ戦で優勝することは、ある種奇跡に近い。
過去に数回奇跡に近付いたこともあった。
2009-10シーズン EL フラム準優勝。
2011-12シーズン EL アスレティック・ビルバオ準優勝。
決勝まで行ったことは多いに評価すべきことであるが、結局はいずれも準優勝止まり。
やはり筆者の夢は叶わないのかと半ば諦めていた。
ちなみにフラム、アスレティックはいずれも決勝でアトレティコ・マドリードに負けている。
筆者のアトレティコに対する嫌悪感はここからきている。
そんな中、2022-23シーズン ECLでウエストハムが優勝した。
実はプレミアリーグでは今季14位。
残留争いに巻き込まれた苦しいシーズンであったが、
ECLでは好調。
相手とのレベル差があり、実際のところ準々決勝くらいからが勝負、といったところであったが、それでも予選から無敗で優勝するということは簡単ではない。
2021-22シーズン、EL準決勝でフランクフルトに敗れ、もう少しのところで優勝を逃した雪辱を果たした格好だ(カップのランクは下がってしまったが。。。)。
惜しむらくは、昨年引退したマーク・ノーブルに選手としてカップを掲げて欲しかったという点。
本人が決めたことなので仕方ないことなのだが、スーツ姿でカップを掲げる姿は、嬉しくもあり、少し寂しい気分でもあった。
さて、筆者の話である。
当然この優勝は嬉しく、当日の朝は人生で一番の朝といっても過言ではなかった(不運なことに、当日体調を崩していたため決勝をライヴ観戦できなかったのだが、朝一ネットニュースで確認した)。
ただ、なんだか喜び爆発、という感じにはならなかった。
なぜだろう。
①”ECL”優勝のため
「ヨーロッパチャンピオン」。
嘘ではない。
だが、現実として、上にEL、そしてCLというカテゴリーの大会が存在することを考えると、
どうしても「ヨーロッパチャンピオンだぜ」と大声で叫ぶのは憚られる。
せめてELくらいなら中くらいのボリュームで叫んでも良いのかもしれないが。。。
②喜びを共有できる人がいない
比較的マイナーチームの為、少なくとも筆者の周辺にハマーズファンはいない。
よって、現時点で喜びを共有できる人がいない。
当日なんて誰かと話したくて仕方がなかったのだが、ウエストハム、ましてやフットボールに興味がない人からしたら
そんな話をされても迷惑であろう。
よって喜びを自分の胸に秘めているのだが、それはそれで寂しい。
③優勝に慣れていないので、どう喜んで良いか分からない・現実味がない
応援しているチームたちがタイトルとは縁遠いチームの為、
いざ優勝すると、こちらもどういう反応をしたらよいのか分からない。
涙すればよいのか、誇らしく思えばよいのか、騒げばよいのか、ドヤればよいのか。。。なんとも言えない感情のまま、1週間以上が経ってしまった。。。
つまるところ、次はどのチームかがリーグ優勝またはEL以上の欧州カップ戦を獲得してくれればよい話なのである。
そうすればチャンピオンとして堂々とできるし
優勝に対しての心構えも次こそは出来ている。
マイチーム達には来シーズンの飛躍を期待しよう。
※そしてそんな日はくるのだろうか。。。