浅間明月記 長倉奏拍【ゴルフと健康管理】 2023年7月19日
7月10日、翌日のゴルフコンペに参加するため軽井沢から昼過
ぎに東京の自宅に移動した。到着時の気温は36度になっていた。
軽井沢では経験することのない暑さである。
クーラーを急冷にしたがまだ生暖かい部屋でパソコンでメールを
チェックすると、幹事のYさんからのメールが入っていた。発信時
刻は私が到着した5分後であった。11日のゴルフ場の最高気温が
36度の予想で80歳以上のメンバーがプレーすることは危険なの
で残念ながら中止するというものでした。身体の安全面を考えると
妥当な判断である。一方でもう少し早く決めてくれていれば東京行
きを止められたのにと思った。
当ゴルフ会はB社の仲の良い役員OBが夫婦でゴルフを楽しむこ
とを目的に20年以上前に設立された。4月から11月迄(8月は
休み)月例会を開催し7月11日が135回目だった。
私は昨年9月に偶然Yさんとお会いした時に痩せた理由を問われ
て、73歳にして初めてゴルフを始めたら体重が10kg落ちたと
話したところ、月例会に参加しないかと誘われた。始めたばかりな
ので今とてもお相手できないとお断りしたが、本年3月に再度誘わ
れて断り切れず新入会員になった。4月は申込んだがメンバーが揃
わず中止、5月・6月は所用があり参加できなかったので今回が初
参加だった。
設立当時60代だった方々も現在は米寿前後になられている。ま
たこの間地球温暖化が進んだので夏は暑くなってきている。実際に
お一人の方が所用で欠席されるにあたり7月の開催は高齢者にはリ
スクが高いので開催予定を見直してはとの提言があった。
8日にゴルフバックを送る確認のためYさんと打ち合わせた時に
高温について触れたがYさんからは特段の話はなかった。
東京の暑さを実感して本当に開催できるのかと考えていた時に、
Yさんから中止のメールが入った。Yさんは最初からキャンセル料
が発生する直前まで天候の様子を見て判断をすればいいと考えてい
たのかと思われる。一定の基準で中止を決断するというのは合理的
なリスクマネジメントかと思える。私以外は皆さん当日車で行かれ
るので、前日キャンセルでも問題はない。前日キャンセルでコスト
が発生するのは新入会員である私だけですむ。
まだクーラーが十分効かない部屋でそんなことを考えていた。ふ
と次なるリスクが浮かんできた。米寿を迎える方々がゴルフ場の往
復に車を運転することは今後リスクが高まるのではないかと思った。
10日には埼玉のゴルフ場で開催されたアマチュア競技会で熱中
症で亡くなられた方がいた。ご冥福をお祈りいたします。真夏だけ
でなく冬もゴルフには危険な季節である。
ゴルフは老夫婦で一緒に楽しめる趣味として健康管理も兼ねて
73歳から始めた。健康ファーストで持続していきたい。
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