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鎌倉殿の13人 感想

鎌倉殿の13人@NHK。三谷幸喜フリークとして絶対見ないといけない大河。始めは、いつものコメディが溢れる楽しい大河。中間管理職のような義時。オイオイ、待てよ、毎週誰か、一番頑張った人が汚名を着せられ殺されていく。エグい、心が痛過ぎる、我慢、我慢、この先にきっと何か救いがあるはずと、我慢して見続ける。えっ、無いやん。毎週、キツイ裏切りで殺されるだけやん。で、13人て誰なん?いつの時点なん?とか、考えているうちに、気がつけば忠義の御家人達が汚名を着せられ皆殺しになっている。鎌倉殿に祭り上げられた人達も次々と殺されていく。幼子も一族も。で、最終回、全部見終わった後、やっぱり何か救われた気持ちがした。何かを守るため、一番の犠牲を払っていかないといけない過酷さと残酷さ、それが鎌倉時代の、頼朝の、義時の流儀なのか。で結局何を守っていたのか?鎌倉時代がこんなに悲惨で悲劇的な時代だとは知らなんだ。鎌倉という土地への見方も変わった。今度鎌倉に行ったら、歴史を噛み締めながら巡ってみよう。そして、これは、あくまで三谷流の見解や脚色の入った物語なので、逆にスタンダードな歴史物語と比較したくなった。新しい、あるいは、真の義経像で、今までの色白イケメン悲劇のジャニーズ系若武者義経のイメージを覆してくれたように。そして、細かい複雑な伏線の数々を回収してみたい。三谷さんが、しめしめと緻密にはり巡らせた伏線がまだまだあちこちにありそうだから。あくまでホームドラマをベースに政局を描く新しい大河の型が三谷幸喜の真髄。ビバ、三谷幸喜。やっぱ三谷幸喜は天才で最高で奥深い❣️

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