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ライブ感のある「まかない」って、大切。

午前中の一仕事を終えて、お昼ご飯(今日のまかない)は、
自家製ベーコンと野菜のバーガー&手作り苺ジャムパン!

ベーコンをあぶり焼きにする香ばしさが厨房から漂ってきたかと思えば、
館内の小さなお菓子工房からは、苺ジャムの甘い香りが漂ってきていて、
宿のあちらこちらで何とも幸せな心持ちになります。

普段使っている食材の余り物や、新しく試そうとしている素材で工夫しながら、日々の業務で「まかない」を作る。これが、けっこう楽しいんです。

今日は、少し余分に焼いたパンと余り野菜、ベーコンの試食を兼ねた具材を使ってランチプレートにしてみました。

この配合のパンと一緒に食すと今の塩加減がちょうどいいな・・とか、
柔らかい素材の野菜と一緒にケールを挟むと、ちょっと食感が不思議な感じ。
ベーコンの端っこは、細かく刻んでドレッシングに入れて特製のタレにしたら、もっと美味しそう!

なんて言いながら、スタッフ同士の会話も弾みます。

そこに、
「ジャムができたよー」
という声が届けば、さっそく味見してみよう!とプレートに追加して苺ジャムパンを横に添えてみる。
「紅茶を入れたよ。この苺ジャムを入れて味わってみようか」
など、ワイワイ言いながら色々やってみる。

「この野菜の皮使って〜」
と予定していなかった食材の「お題」が降ってくることもあります。
そういう時は即興力を発揮して、もう一品を作ってみたりするから、
色々な調理力が試されたりもして、ドキドキすることも。

予定していなかったモノ、コトが多い「ライブ感ある まかない時間」は、
限られた条件の中での創作時間でもあるから楽しいです。
レシピ通りに作るのとも違うし、正解があるわけじゃないから、
その人らしさも、今の状態も、モロに出てしまいます。(コワイ!)

野菜が多く余った時は、新作のドレッシングも試してみます。
今日は、定番の甘夏のドレッシングに少し手を加えて、サンドイッチのソースとしても重宝しそうな味付けにチェレンジしてみました。

ちょっと不安そうな顔をしながら、ガブリ!とバーガーを食したスタッフから、笑顔のオッケーサインが出たというのは嬉しい一歩。
お客様にお届けする味に仕上げるにはまだ実験?が必要ですが、
今日のところは、まずは「まかない」から。

さて、明日のまかない担当は、何を作ってくれるかな〜。

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