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2024/04/11-13 回復

11日(木)晴れのちくもり
夜、風呂上がりに急に腹痛、悪寒、下痢。
ひとしきり固形物が出た頃、真っ赤な水が出ること数回、小休止したのでいったん眠る。

12日(金)晴れ
2時ごろ腹痛で目覚め、今度は赤い塊が。
色は派手でも血液の分量はそう多くないはず、人工股関節の手術の時に失われたと聞いた8リットルに比べれば全然大丈夫、と無理やり自分を勇気づける。

頻回のトイレと腹痛で夜が明け、さすがにこれはと朝一番で内科クリニックへ。
こんな経験は初めてで、なにか大ごとではないかと恐れたが、医師の見立ては「感染性胃腸炎、整腸剤を3日分出すから、これがなくなるころには治るでしょう」という拍子抜けするもの。
このセンセイの、いきなり手厚い検査や強い薬を出さずに反応を見て対策する、という方針を理解しているつもりだけど、今回ばかりはほんとに大丈夫?と思う。
しかし半信半疑ながらおとなしく従うほかなく。

夕方、薬が効いたか、少し安心したせいもあるのか、痛みはそれほどでもなくなったが、やっぱり赤い水は続く。
少し余裕が出てきて思いつき、Audibleで『成瀬は天下を取りにいく』を聴き始めた。


13日(土)晴れ
腹痛は回復傾向、寝てばかりいるので腰痛が辛い。
朝はまだ赤い塊まじりの赤い水が出るものの、午後にはそれもなくなった。
センセイ、疑ってすみませんでした。
やっぱり触診と問診だけで、見立てのできるお医者なのだった。

しかしまだ元気は少なめなので、『成瀬は天下を取りにいく』の続きを聴いて過ごす。
先日、本屋大賞を取ったというこの本、面白かった。
主人公の成瀬あかりの不思議な魅力、それに尽きると思う。
同時に、これは耳で聴く読書に向いている本だなと思う。
現実離れしたストーリーが、動けない時に聞くのにうってつけということもある。
おかげで自然治癒力が上がった気がする。