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kanam
2024/06/22 『めぐり逢う朝』
土曜日 くもり
よく眠って少し復活、頭痛薬のお世話になってのことだけど。
夫の休みが平日になって以来、どうにも曜日の感覚があやしい。
今朝も、あちこち行ってと思ったが、土曜日だということに気づいてやめた。
明日は大雨の予報なので、スーパーに食料品を買いにだけは行った。
ムシムシするのでつい8分の1カットのスイカに手が伸びる。
スイカはそれほど好きでないのだけど、味が濃くておいしかった。
観たい映画がたまっているのを思い出して、 今日は『めぐり逢う朝』をU-NEXTで観た。
ヴィオール奏者のマラン・マレの語りの形で進む、師のサント=コロンブ(という表記でいいのかな、Sainte-Colombe)との物語。
娘のマドレーヌとマレとのラブストーリーの一面もあるけれど、それは主題ではない。
偏屈オヤジと上昇志向の若者の行き違い、と言ってしまえばありがちなドラマだけれど、音楽、人生、死者という大きなテーマが重く流れているところに引き付けられる。
全編に流れるヴィオールの調べが素晴らしく、少し前に品川聖さんの生の音を全身で浴びたばかりなのでなおのこと興味深く観た(聴いた)。
これは、映画館の大画面と音響で観られたらとも思うけど、涙腺全開のシーンがいくつかあって、それはそれで困ったことになりそうだ。
わたし的にはそういう映画。
残念なのは漠然と抱いていたマラン・マレの印象が違ってしまったこと。
これはあくまでお話だとブレーキをかけるけれど、映像のイメージは強烈で、マラン・マレというとこの映画を思い出すことになりそうだ。
原作もサントラも気になるけれど、映画でも担当したジョルディ・サヴァールの演奏を見つけて聴く。