2024/06/28 『雨がしないこと』

金曜日　雨のちくもり

あまり眠れずに迎えた雨の朝。
午前中だけ、ぐずぐず過ごしていいことにした。

午後、たまっている雑用、銀行、買い物、給油、そして夕べ急きょ参加することにした明日のボランティアイベントの準備。
会場が学校なので上履きがいるけど、古くなって捨ててしまったので、それも買って来た。
何度か行った時はいつもそうだったように、体育館が蒸し暑いのは予想できるから、汗対策も要る。
そうしながらも、久しぶりの（少しだけ）遠出と、母や妹以外の人と合って話せることを楽しみにしている自分を発見した。
などと考えていると、信号待ちで右折信号を見落とし、クラクションを鳴らされてしまった。
危ない危ない、明日は気をつけよう、ほんと。

食事の用意のついでに、おやつの豆腐ゼリーも作った。
豆腐ゼリー、というよりプリンに近いけど、YouTubeで見つけたレシピ。
なかなかおいしいけど、豆腐を濾すのがひと手間だ。
リピートする時はミキサーでやってしまおう。
あとはのんびり過ごす。

オカヤイヅミ『雨がしないこと』上・下を読んだ。
章ごとに変わる周りの人物とのあれこれで、主人公の雨の姿が少しずつ見えてくる。
自分の世界を持ち、恋人は作らない、友達や家族とも付き合いは淡白なように見える。
でもみんな、それと知らずに雨に惹きつけられていく。
いいな、わたしも知り合いでいいからなりたい。
いや、それより雨になりたい。
大きな事件は起こらないし、人によっては退屈と思うかもしれない、じわじわとしみ込んでくるこういう感じ、わたしは大好きだ。
雨がいつか大恋愛するといいなー