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2021/07/09 対談が好き

ネットのニュースを見てもテレビをつけても気が滅入ることばかり。

リコーダーつながりで栗コーダーカルテット。
それもリコーダー成分多めなアルバム『平凡!』

こんなアンサンブルができたら楽しいだろうな。

お次は本の世界に現実逃避を企てる。
少し前に高野秀行さんが、最近出た萩尾望都の『一度きりの大泉の話』を読むにあたり、先に竹宮惠子の『少年の名はジルベール』を読み、名著とツイートしていた。
二人のマンガをよく知らないという高野さんが絶賛しているし、本の雑誌でもとりあげられていることでもあり、これはぜひ読みたいと思っていた。

世代的にはど真ん中?、高校あたりの友人の中には萩尾望都、竹宮惠子の熱烈なファンもいて何冊か借りて読んだ記憶はあるが、それほど入り込めなかった。
当時サブカルのほうに目が向いていた私には萩尾望都は小難しい印象、竹宮惠子の独特の世界は受け付けない印象。
24年組と言われる人たちの中では大島弓子が一番好きだったな。
それも昔々の話だ。

ではどっちを先に読むか?
どちらかというと萩尾望都の著作のほうに興味があったけど、高野氏に倣い先に出ていた竹宮惠子のほうから。

うーん、すごいとは思うけど、並外れた人だとは思うけれど、ちょっと、いやかなり違和感。
ヨーロッパ旅行のくだりや、共同生活のあれこれ、興味深くはあった。
バクマンみたいな世界が、少女漫画でもあったのか、とか。

これは次に読む予定にしていた萩尾望都はやめようか。
舞台裏を暴露しすぎるのはあまり趣味がいいとは思えない。

で、今日、たまたま図書館で目についた穂村弘の対談集『あの人に会いに』の中の萩尾望都との話を読んだ。
これがかなりツボで、二人の相性ということもあるのだろうけれど、もっと萩尾望都の話を聞きたい、という気がしてきた。(対談好き)