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楽しい楽しい育児のスタート♪

2020年6月18日の深夜、約2日間の前駆陣痛を経て、やっとやっと出会えた我が子。出産は想像していたけどやはり痛くて死にそうだった。ヘタレのわたしが最後まで諦めずに頑張って、唯一達成できたことかもしれない。体力の限界をゆうに超えながらもわたしは結構冷静で、この世の生命の神秘を実感していた。

出産前日は検診の日だった。その前の日に出血があり夜間診療を受診。その時点で陣痛なみの痛さが定期的に訪れていたのだけど、間隔が縮まらずその日は一旦帰宅となる。翌日検診に向かうもやはり間隔は縮まっておらず、2日間ほとんど眠れていないわたしの体力を考慮し、この時点では赤ちゃんはまだ元気だったけど(母体が出産に耐えられないと赤ちゃんにも影響がでるかもということで)次の日の朝まで感覚が縮まらなかったら、陣痛促進剤を打ちましょうということで帰宅した。

その日の夜、急に陣痛が5分間隔になり、あわてて産婦人科に電話。向こうも待っていてくれたらしく、すぐきてください!と言われる。家から近い産院だったが、車の中で3回ほど陣痛の波が来る。ついたらすぐ内診→子宮口5センチ!!「深夜か明日の朝には産まれるねー」ってことで入院決定。

そこから4時間ほどで産まれてきてくれたのだけど、結局促進剤は使わずに済んだ。とにかく痛みに耐えながら思ったことは、お腹の中でこの子は外の声を聞いていたんだなーということ。促進剤使うよーというので、慌てて産まれなきゃ!と思ったのかもしれない。

絶対自然分娩!!みたいなこだわりはあまりなかったのだけど、やはりできれば赤ちゃんのタイミングでできるだけ自然な形で産まれてきて欲しいなーと思ってたのでよかったな。産院も自分が産まれたところで実家からも近いという理由で選んだけど、フリースタイル分娩を行っていて、バースプランもできるだけママに寄り添ってくれて、とにかくママの心身のことを1番に考えてくれる産院だったので、とても心地よく過ごすことができた。

さて、10ヶ月の妊娠期間を経て、出産で文字通り赤ちゃんと一緒に色んなものを身体から出した。物質的なものだけでなくて、見えないものも。長かった妊娠期間を経てわたしは生まれ変わる。終わり、また始まる。

母というのは本当にすごい。これだけ全力で子どもを産み、産後は全治1〜2ヶ月の身体の状態でろくに眠れない日々に突入する。そしてそこには一つの命を預かるというとても重い責任が伴う。本当に本当にすごい。全国のお母さん尊敬します。

そしていよいよこれから、楽しい育児のスタートだ。今は毎日授乳とオムツ替えの繰り返しだけど、少しずつ成長してる我が子を見るのがとても楽しい。小さめに産まれたのだけど、おっぱいの吸い付きの強さやお腹空くと乳を探している姿や一生懸命飲む様子。強い生命力を感じる。生きる!!っていう意志。わたしはこの子を守っていく。そして一緒に楽しいこと沢山しようね。楽しい世界を生きようね。

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