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40代で会社員を辞めてフリーランスになりました

はじめまして。山田かよと申します。

今まで20年間福祉の仕事をしていました。
40歳を過ぎた今になって「フリーランスになる!」と言った際には、誰もが目を丸くして「え?なんで??」と返してきます。
理由はいくつかあります。それぞれは小さいのだけれど、それらが集まって私の中では大きなムーブメントになった感じです。

1.働き方って、いろいろあるよね?

まずひとつ目は、会社員以外の働き方に興味を持ったこと。

前職は障害者の就労支援事でした。利用者さんは、発達障害特性があってコミュニケーションに苦手意識を持っている人が多かったです。
そんな利用者さんに対してコミュニケーションのコツなどを教え、一般企業に就職するお手伝いをするのが就労支援。実際に多くの利用者さんが一般企業に就職されました。めでたしめでたし。
・・・という簡単な話ではないのです。

就職できても、一定数の人はすぐに辞めてしまいます。辞める理由はそれぞれですが、「会社になじめない」という声は多く聞かれました。
どんな会社にもそれぞれ文化があり、暗黙のルールがあります。ある人はそれを「部族みたい」と例えていました。仕事内容うんぬんの前に、未知の部族集団に入っていく怖さとストレスで疲弊してしまうのです。
会社に行くこと自体がつらいのであれば、会社に行かない働き方はないのか・・・と考えても、ずっと会社員だった私は、現実的な手立てを考えることができません。

会社員ではない働き方を実践するために副業について勉強し、ライター活動を始めたのが2023年1月。働き方の幅を広げ、その知識を「会社になじめない」人たちに還元できたらいいなと考えるようになりました。

2.「通勤」という拘束時間がつらい

40歳を越えたあたりから、急に「人生折り返し地点」と感じるようになりました。結婚、引っ越し、出産、子育て、仕事・・・と怒涛の30代を経て、ふと我に返る時間が増えたからだと思います。
今までの40年は長いようであっという間だった。ということは・・・
 \\ぼーっとしてたらもう人生が終わっちゃう!!//
焦燥感の中で、まずは「やりたくないこと」を棚卸ししました。
一番に思い浮かんだのは「通勤」。
今まで通勤は片道約1時間でした。往復2時間。この時間がなくなれば、家事ができる、子どもと遊べる、買い物に行ける・・・何もできない通勤時間が最も無意味な時間だと感じるようになっていました。大好きな職場だったので最初は気にならなかったのですが、時が経つと変わるものですね。

3.自分で働く時間を決めたい

頭痛持ちで「あと1時間寝たい・・・」と思う日が月に1〜2日あります。でも会社員たるもの遅刻は悪(思い込みも含む)。頭痛があっても体にムチ打って出勤した結果、悪化して早退するという悪循環を起こしていました。
働く時間を体調に合わせて決められたらどんなにストレスが減ることだろう。それを夢見るようになりました。

4.全力で働けるあと10年、を有意義に

ちょうど同じ年代、でも全然違う職業の2人と私の3人で話をする機会がありました。3人で話をしたのは「今からの10年って、大事だよね」ということ。今までの経験を後世に伝えていく年代となりました。自分ががむしゃらに頑張るよりも、人に伝えていくことってすごくエネルギー(我慢)がいること。そのエネルギーが出せるのって、あと10年じゃない?という見解に納得。大事な10年。自分の力を精一杯発揮する環境について考えるようになりました。

5.猫との時間を大事にしたい

ムスメの強い希望で2023年3月から猫を飼っています。そしてまんまと猫沼にハマりました。かわいい。毎日かわいい。少しでも長く愛でていたい。ただそれだけ。

以上です。
点だったそれぞれの理由が線となってつながったのが2023年。退職を決めるのに時間はかかりませんでした。
では、なぜ「ライター」を選んだのか。機会があればそれも書いてみようと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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