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私と推しごと。〜後悔しないように生きるということ〜
どうも。KAYOです。
今回は「お仕事」ではなく「推しごと」
つまり…いわゆる「ヲタ活」とかそういうことについてお話しします。
私が今推してること…
GLAY、キャラクター、Eテレ
大きく分けてざっくり3つに分かれます。
それ以外にもちまちま推してることはあります。
ただ一つ一つをここで列挙するとスペースがいくらあっても足りないので
詳しくはこちらの「♡好きなものいっぱい♡」の欄をご覧ください↓↓
私の推しごとのモットーは
「推しは推せる時に推せ」
…とはいえこれは最近意識し始めたことなのです。
昨年GLAYのライブに行くのに夏に大阪、秋に横須賀と二度遠征をしました。
私は基本的に遠征はしない派、地元優先派なので
余程のことがない限りは遠征しなかったんです。
それまでの遠征歴はGLAY EXPOで仙台に行ったのが一番遠く
「県外」という概念を入れても下関とか大分とか日帰りできる場所でした。
金銭的、スケジュール的な問題などもありましたが
結婚して以降は「家族を持ったら遠征なんてあり得ない」と思っていたのです。
というのも…私の母が結構な宝塚のヲタクで
結婚前は現地に入り浸ってヲタ活をしていたものの
結婚し私たちが生まれてからはそれら一切を封印していたのです。
父が母のヲタ活に非常に否定的で「気持ち悪い」などと母に言っていたのも聞いていたし
雑誌などを見つけると「そんなもん捨てろ」と言っていたし
母が「いいな」と思ってハマろうとしたものは全否定されていたので
「家族を持ったらヲタ活しちゃいけないんだな」と思っていました。
その価値観を覆したのは…
私の過去の記事を読んだことのある方なら…もうお察しですね??(笑)
はい。旦那です。
昨年の大阪の遠征はファンクラブがコンセプトのライブで福岡では開催されなかったので
一番近い大阪に参戦することにしました。
同時に私の遠征はこれで最後だと思っていました。
やはり家庭を持った身としては遠征してまでもヲタ活をすることは
慎まなければならないとどこかで思っていたのです。
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(写真は心斎橋のポケモンセンターオーサカDX)
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気付けばこの時既に「推せる時に推せ」を実行していました。
大阪への遠征が終了した後…関東周辺での激レアホールツアーが発表されました。
会場の一つに横須賀がありました。
実は私の妹が横浜在住…
「距離的に妹のところに泊めてもらえたら行けるんじゃね…??」
大阪遠征で遠征の楽しさを改めて噛み締めた私は
旦那に確認する前に妹に「横須賀までどれくらいで行ける??」とLINEしていました(笑)
確認が取れたところで行けると確信した私は
「怒られる」という覚悟で恐る恐る旦那に相談しました。
「夏にも遠征したのにそんなに間が開かずにまた遠征したいなんて絶対怒られる…」
怒られて諦めて泣くオチだと思ってました。
果たして旦那の返事は…
「いってらっしゃい」
めちゃくちゃあっさり言われました。
あまりにもあっさりだったので戸惑う私。
「え!?なんで!?ホントに!?なんで怒らんの!?」
「怒らんよ」
「なんで??こないだも遠征したばっかりなのに怒らんの??」
旦那は静かに話し始めました。
「俺はあと何回かしか観たいライブが観られないかもわからない。
20何年も観に行かなかったことを後悔している。
お前にはそんな後悔をしてほしくない。
だからこれからはGLAYのライブ…遠征でもどこでも行け。」
旦那は山下達郎さんを崇拝していて二人で何度か一緒にライブに行っています。
二人で一緒に行ったのが2016年1月の周南市文化会館。
その前に旦那が達郎さんのライブに行ったのは20年以上前。
長い空白期間があったのです。
近年吉田拓郎さんなど達郎さん世代のアーティストさんが音楽活動を終了することを一人、また一人と表明していますよね。
達郎さんも御年70歳。いつライブをやらなくなるかわからない。
そういう危機感が旦那の中には漠然とあったのです。
だからこそ20数年という空白期間があったことを後悔しているのだそう。
そういう経緯から出た言葉でした。
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その後コロナ禍突入。昨年のツアーは悉く落選し参戦は叶いませんでした。
旦那の優しさに胸打たれて私はボロボロ泣いていました。
「ありがとう…ありがとう…」それしか出てきませんでした。
また横須賀の遠征に関しては
「妹さんが泊めてくれるなら妹さんとの時間を大切にしておいで。
俺には兄弟がおらんけそういうのわからん。
家族との時間は大切にせなね。」
そんな旦那の思いもあったようです。
この話の流れで私は「推しは推せる時に推せ」ということを決意しました。
もちろん金銭的、スケジュール的なことが許す範囲で…の話です。
それも含めての「推せる時」です。
遠征も可能な範囲で行きます!!単発なら尚更です!!
(GLAYさんに関しては…さすがにベネツィアは無理だと思ってます。
国内なら可能な範囲で行きます!!)
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まさに「推せる時に推す」を体現した旅でした。
そして…今年に入ってその気持ちを更に強めるようになりました。
(と言ってもここ何週間かの話なんですが…)
中学生の時にテレビで観たあるギタリスト。
「V系バンドなのにV系っぽくない…なんか私の理想のお兄ちゃんってカンジやな…カッコいい!!」
その方は…
La'cryma ChristiのKOJIさんです。
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La'cryma Christi自体は元々名前は知っていて
Dr.のLEVINさんがカメラで抜かれた時にカメラ目線でスティック回しを決めていたのを「わーすげー!!」と眺めていたり
小学生の時に観ていたドラマ(Vo.のTAKAさんも出演されていました)の
挿入歌になっていた「永遠」がいい曲だなと思っていたくらいでした。
中学生の私はギターを弾くKOJIさんの姿に釘付けになりました。
…が…当時は別バンドにハマっていたため「カッコいいな」で終わってしまっていたのです。
今となってはこのことを非常に反省し激しく後悔しています。
昨年の4月。
KOJIさんは亡くなりました。
病気療養中でしたKOJIが令和4年4月15日に食道がんにより逝去いたしました。KOJIを愛してくださったファンの皆様に謹んでお知らせいたします。 pic.twitter.com/D83YTbeNjp
— La'cryma Christi (@Lacryma_Info) April 22, 2022
情報が公表された時…かなりの衝撃が走りました。
元々KOJIさんが食道がんを公表されていたことは知っていて…
と同時に…気になったのは「ステージなんぼ??転移は??」でした。
知り合いに医療従事者が多かったりで何やかんや知識がある私は
こういう時に自分の知識や思考が憎らしくなります。
総合病院の急性期病棟で長く看護師をしていた知人が
「食道がんは予後が悪い」と言っていたのを聞いていたので
どうしても思考がそっちの方にいってしまいました。
(ちなみにその話になったのも一緒に観ていたテレビで有名な方が食道がんで亡くなったというニュースが流れていたからです)
「若いから進行が早かったんかな」とかいろいろ考えながら
お風呂に入ってKOJIさんが作曲した「未来航路」や「永遠」を聴き
湯船の中で涙しました。
それから1年が経ちKOJIさんのメモリアルサイトが立ち上がりました。
ラクリマのメンバーの思い出話などに目を通していると
KOJIさんの人柄をより深く知ることができ
中学生の時に「カッコいいな」と思うだけで推さなかった自分への後悔の念が更に増していったのです。
そんなことを考えながらYouTubeを漁りKOJIさんの動画を観ていたら
だんだん言い知れぬ悲しみと辛さが増していき
先に寝ていた旦那を叩き起こし
「なんで推さんかったんよ私…後悔しかないわ…
いなくなってからじゃ遅いんだよ…ホントに後悔しか残らない…
後悔しないように生きなきゃダメなんだよー!!」と言いながらわんわん泣きました。
数日前そんな夜があったんです。
私の今の気持ちとしては
「今からでもKOJIさんを推したい」です。
だけど亡くなってから後悔して推すというのも古参のファンの方がどう思うかなとか
何よりKOJIさんにはもう会えないという事実がやっぱり信じられないというか
すごく複雑な気持ちなんです。
少し話は脱線しますが
SNSを観ていると私より歳下の10代の子で「Xのhideさん推しです」っていう方をたまに見かけます。
とはいえ彼女たちはリアルタイムのhideさんを知らない世代です。
(hideさんが亡くなった当時私は小学5年生。Mステや最後の紅白出場を見ていたりでリアルタイムではギリギリ拝見しています。)
どういう経緯でhideさんを知り推しになっていったのかとか
今後hideさんのライブに行くことは叶わないけれどそのことに対してどう思うのかとか
今ものすごく気になっていて…一度話してみたいなと思っています。
すごく複雑な気持ちだけど…音源集めからまずは始めようかと思います。
その上で「それが供養になるなら」とかは言いたくありません。
なんとなくだけど…
「いいなと思ったら推す。自分の可能な範囲で精一杯推す」
この記事を書きながらここ数日のモヤモヤに少し整理がついたかなと思います。
最後に旦那がTwitterに固定しているツイートの言葉を皆さんにも共有したいと思います。
聴きたい音楽があるなら聴きに行け。
— Eiichiro@bumpy blume (@eproject_bass) December 19, 2016
やりたい事があるならすぐにやれ。
会いたい人がいるなら会いに行け。
そして…
今を精一杯生きろ。
推しごとに限らず今を精一杯生きていきましょう。
後悔しないように。
生命は有限です。
でもその生命の可能性は無限です。
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今回も最後まで読んでくださってありがとうございました。
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