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術後の経過(入院2日目後編)

どうも。KAYOです。

前回の記事↓↓

今回はこの続きです。

旦那が帰宅してからどんどん意識がはっきりしてきて
ケータイを持たせてもらえるようになりました。
麻酔から覚めた後の最初のXの投稿↓↓

この時はまだだいぶ眠たかったけど意識ははっきりしていました。

その後…私はベッドの上で「水飲みたい」という自らの生理的欲求と戦っていました。
麻酔から覚めて3時間は経たないと飲水開始できなくて
それまでは酸素吸入のマスクもつけててくださいと言われました。

この酸素吸入のマスクがまた…
口やノドの渇きに拍車をかけていたような気もしなくはないです…
本当に口の中がカラカラになります。

数十分おきにバイタルチェックにくる看護師さんに
「まだ水ダメですか??まだ我慢??」と水分を懇願していた私。
当然ダメとしか返ってこなかったです(当たり前だ

身体を起こせないまま時計を見る…
今何時何分だ…少し寝よう…
…んー目覚めた…時計見る…
5分しか経ってない…(絶望感

しばらくこれ↑↑の繰り返しでした。

時計と点滴が落ちるのを交互に見ながら
飲水開始時間をまだかまだかと待っていました。

ようやく時間になり看護師さんから
「身体を起こして水飲んでみる??」と提案されました。
ここでようやく術後初めて身体を起こすことにもなるんですが
…まあ…痛かったよね…

でもなんとか身体を起こし部屋の冷蔵庫にストローをつけて冷やしておいた
水のペットボトルを取ってもらい一口すすりました。

はあぁぁぁ…生き返る…

水がここまでおいしいと思ったのは初めてだったかもしれません。
術後初めての飲水の際に気管挿管のチューブの影響でノドの痛みがある方の中には
痛みのあまり水を飲み込めない人もいるし
麻酔が冷め切ってない方はむせかえる人もいるのだそうです。

私の場合ノドの痛みはありましたが
意識がはっきりしてくるのと同時に痛みもだんだん薄れていった
ため
飲み込みの際に痛みが強くなるということはなく
難なく水を飲むことができました。
これはホントに麻酔科の先生の気管挿管が上手だったという他ありません。

水を飲んでもむせることなくバイタルにも問題がなかったので
それまでつけられていた心電図のモニターと酸素マスクを
外してもらえることになりました。

ここで看護師さんからまさかの提案が…
「一応ご飯出てるけど…食べます…??」

え!?ご飯あるの!?

この日丸一日絶食、出てもせめてもの夕飯だけ…と思っていた私…
「あるんなら食べます!!」と持ってきてもらうことに…
何せ私…病室に戻って来てから「ノドが痛い」「水飲みたい」に加え
「お腹空いた」も言ってたらしい
です(恥)

持ってきてもらった昼ご飯は…ロールパン2つと低カロリーのいちごジャムでした。
まだそこまで自由が効くわけではない身体で
少しずつちぎって、ゆっくり時間をかけて食べました。
この時のロールパンの味はおそらく忘れないと思います。

食べられることのありがたみを教えてくれたロールパンといちごジャム。

昼ご飯を食べ終わったとほぼ同時に
なんというタイミングかトイレに行きたくなり
食器を下げに来た看護師さんに伝えました。
「痛みで動けなければ尿器持ってきましょうか??」と提案もされましたが…
理由はわからないけどとにかく身体を起こしたかった私…
身体を動かすと当然痛みが走りましたが
「トイレに行きたい」という気持ちが勝ち歩いてトイレに行きました。

この時右手にはまだ点滴が繋がれていてスタンドをコロコロしつつ
左手には手術箇所から伸びているドレーンに繋がっている
排出された液体を溜めておくバッグを持っていました。

わずか2時間半とはいえ強制的に眠らされていた身体の体力の消耗は思っていた以上に激しく
あっちにフラフラ、こっちにフラフラしながら歩きました。
この時の病室とトイレの往復には看護師さんに付き添ってもらいました。

水飲めた、ご飯食べられた、トイレ行けた…
これ…術後3時間の話です。

これが早いのか遅いのかわかりませんが
手術室で刺された右手の甲の点滴も外されることになり
残るは手術箇所から伸びるドレーン+バッグ。
これだけでもだいぶ自由の身でした。

とはいえこのあと数回トイレに行った際に
うっかりバッグの存在を忘れて立ち上がり
バッグがぷらーんと宙吊り状態になってしまい何度か肝が冷えました…

「ドレーン抜けたりしてないよね!?」って…
この日の夜にバッグを入れるポシェットのようなものをもらってからは
うっかりバッグが宙吊りに…ということはなくなりました。

それからは麻酔科の先生だったり看護師さんだったりが
取っ替え引っ替え様子を見にきてくれました。
意識がはっきりしてくるにつれて痛みも出てきたので
痛み止めとしてカロナールを使い始めました。
(注)私は喘息持ちのためロキソニンは禁忌

この時は400mg飲みましたが…
(ちなみにこれはA先生の処方だった)
その後もう一度麻酔科の先生が来て
「術後の痛みを抑えるのに400mgでは足りない」と言われ

「その都度内服で乗り切る」
or
「痛みが強いうちは点滴でしっかり抑える」

この2つを提案されました。

「点滴の方が使える回数は限られているけど
効きは良いのでしっかり抑えられますよ」
とのことでした。

1時間ほど前に点滴の針を抜いたばかりではありましたが
しっかり痛みを抑える術があるのなら…と
点滴を使うことを選択しました。

すぐに看護師さんが点滴の針を刺しに来たのですが…
私は血管が細い上に腕の色が白いため
実は看護師泣かせの血管の持ち主だったりします。

(ガタイは割といい方なんですが…)

そのため…1ヶ所目…盛大に内出血してしまいました…
看護師さん「ちょっと…上手い人に代わってもらいますね…」
ですよね…すみません…

代わりの看護師さんが来るのを待っている間に
またしてもA先生が様子を見に来てくれました。
傷口のガーゼが汚れていないか、
ドレーンからちゃんと液体が引けているかを確認して
翌日外来の後にまた様子を見に来てくれることになりました。
術後間もないこともありますが頻繁に様子を見に来てくれて
すごく安心できました。

その後先程と別の看護師さんが点滴を取りに来ました。
看護師さん「うーん…ここ(左手の甲)でもいいですか??」
(注)手の甲は針を刺す時の痛みが強い…前回の記事でも出てきましたね…

同僚から「注射上手い」と一目置かれる方さえも悩ませてしまう私の血管…
私「すいません…もうどこでもお任せします…」
いつもこう言ってしまう私です…
そして無事左手の甲に点滴を取ることが来ました。
この点滴は常時繋がれているわけではなく痛み止めを入れる時だけ繋ぐので
スタンドをコロコロしなくていいのは随分自由度が違います。

痛み止め投与用に改めて左手の甲に点滴の針刺されました。

ちなみにこの時使ったのはアセリオといって
1パックでアセトアミノフェンが1000mg含まれているものでした。
普段医薬品登録販売者としてOTC医薬品に触れている私からしたら
アセトアミノフェンの1回量が1000mg…「ぅえっ!?」と思うような数字です。
(注)OTC医薬品でのアセトアミノフェン製剤の1回量はMAX300mg、1日量でMAX900mgです。
それだけの量が含まれているのでアセリオは劇薬指定されています。
(はい…暇を持て余して調べました…)
「OTC医薬品で使う成分でも一定量超えたら劇薬扱いなんだなぁ…」
今回の入院でまた一つ賢くなりました(笑)

アセリオの点滴。輸液ポンプのアラーム音がやたらデカかった(笑)

晩ご飯は術後患者用…とかではなく
普通のご飯が出ました。
私の好きなおかずが揃っていたので
ささやかな「手術がんばりましたで賞」かな…と思いながら食べました。

この日の夜は時間になったら点滴をして
それ以外はYouTubeやAmazonプライムでアニメを観たり
旦那とLINEでやり取りして過ごしました。
身体を動かす度に痛みが走るのでトイレ移動などは苦労しましたが
フラットな状態で寝ているよりは身体を起こしている方がラクだったので
ベッドの頭を起こしてそこに寄りかかる形で寝たり座ったりしていました。

夜は痛みもありほとんど眠れずに夜を明かしました。

というようなカンジで手術当日のお話でした。

長くなりましたが最後まで読んでいただきありがとうございました。

だんだんタイムラグが増えていってますが…
入院中の様子は必ず書きますので
待ってていただけると幸いです。

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