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私と医薬品登録販売者。〜私が登販になるまで〜

どうも。KAYOです。

今日は私の肩書きのひとつである医薬品登録販売者についてのお話です。

そもそも「医薬品登録販売者」(以下登販)って何か??
皆さんご存知ですか??

Wikipediaにはこう書いてあります。

「登録販売者(とうろくはんばいしゃ)は、2009年(平成21年)の規制改革で改正された医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律(改正薬事法)、で新設された一般用医薬品販売に関わる資格である。」
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E7%99%BB%E9%8C%B2%E8%B2%A9%E5%A3%B2%E8%80%85

…うん。何のこっちゃですよね(笑)

ざっくり言うと…
「ドラッグストアなどでお薬(第2類医薬品と第3類医薬品に限る)を売ることができる」という資格です。

資格の詳細についてはいろんなサイトで紹介されてるのでここでは割愛します(笑)
今回は私が何故この資格を取ろうと思ったのか??とかを語りたいと思います。
(ちなみに詳細に関して私がわかりやすいと思ったサイトのリンク貼っときますので興味がある方は見てみてくださいね↓↓)

私がこの資格のことを知ったのは大学生の時でした。

私は大学時代にドラッグストアでアルバイトをしていました。
その在籍中に登販制度がスタートしたのです。

私も初めは「とーろくはんばいしゃ??何それ??」ってカンジで店長から説明を受けていました。
その説明の中で私はある魅力的な言葉に取り憑かれてしまいます。

「ドラッグストアなどで医薬品販売の実務経験が1年以上あれば資格取得の要件を与えられる」
※現在ではこの要件は撤廃され学歴・実務経験なしで誰でも受験できる。

当時の私は「マジですか!?」と驚き
「私も資格を取りたい!!」と思い始めました。

私は幼少の頃から漠然と「白衣を着る仕事」に就くのが夢でした。
夢見る夢子ちゃんだったのでその時々で職業はコロコロ変わってはいましたが…
小学校の卒業文集には将来の夢として「医師になる」と書いたくらい。
なぜかはわかりませんが昔から白衣に対する憧れがあったんです。

ところが中学、高校と成長するに従い夢は打ち砕かれてしまいます。
大方の医療関係の資格を取るには高校の進路決定のための文理選択で理系を選択する必要があります。

なのに私は…数学が壊滅的に苦手でした。
中1の一次方程式の段階でかなりつまづいていたのでテストの点も半分いかないとかザラでした。
理系は無理だと確信を持ったのは中2の時でした。
授業中に文章題のプリントが配布され時間内に解く…ということをやっていたんですが
私は手も足も出せず最初の式すら書くことができませんでした。
そうこうしているとその日だけ代理で入っていた数学の先生に「ほら。真面目にやるよ。」と注意されてしまいました。
(あ、サボってるって思われた。)
その瞬間に私の進路から理系に進むという選択肢は消えました。

大学に進学した私は社会福祉を専攻し社会福祉士を目指していました。
子ども関係の仕事に就きたいと思っていたのもありますが…メディカルソーシャルワーカー(以下MSW)もいいかなと思っていました。
MSWは病院など医療機関に勤務する社会福祉士なんですが病院によっては白衣を着ているMSWもいます。
なので単純な私は「MSWになればワンチャン白衣着れるんやない??」と思い進路の候補に入れていたんです。

そんな時に飛び込んできた「登録販売者」という新しい資格。
それも学歴関係なく実務さえ積んで試験に受かればなれる…白衣が着られる…
私にピッタリじゃん!!

それから登販を目指すようになりました。

しかし当時の職場は学生アルバイトには試験を受けるだけの実務を積ませないようにしていました。
理由ははっきりとはわかりませんが…当時の実務要件には月80時間以上の連続した1年間の実務経験が必要でそれを満たそうとするとお給料が学生アルバイトの域を超えてしまうことは理由としてあったんではないかと思います。
そして仮に実務を積ませる権限を与えられていたとしても私には在籍していた1年8ヶ月の間に連続した1年間の実務を積むことができていなかったからです。
在籍中…私は百日咳にかかってしまい長期間欠勤せざるを得なくなってしまい
1年8ヶ月のうちどこをどう切り取っても1年間の連続した実務要件を証明することができなかったのです。
そのような理由から大学時代のアルバイトでは資格を取ることができませんでした。

大学卒業後、病気で入退院を繰り返していた私は月80時間以上の連続した1年間の実務の経験をなかなかクリアできずにいました。
そもそも仕事も転職を繰り返していたので働き口もなかなか見つからず一旦目標を捨てて別の仕事をしていました。

それから数年経ったある日のこと…
私はとあるディスカウントストアで働いていました。
仕事が終わって数人と休憩室でだべっていた何でもない時に私の運命が大きく変わりました。

一人の学生アルバイトの子が「学校マジダルいっすよー」みたいな話を始めて…まぁよくある話ではありますが…
その子は医療事務の専門学校に通っていました。

学生「うち一応調剤事務で就活してるんですよー。でもなかなか上手くいかんですねー。」
私「へぇー調剤事務かぁ…私…少し前までは登販取りたかったけど…でもここの会社って登販既に持ってる人しか雇わんけ…面接の時に『実務積ませてください』って言ってみたけどダメやったんよね…」
学生「(私)さん、今そんなことしなくても試験受けれますよ。

え…??

私「どういうことなん!?」
学生「実務積まなくても誰でも受けれるようになったんです。うちも詳しくはわからんけど…」

私はその場でケータイを引っ張り出し検索をかけました。
そこに書いてあったのは…

「本年度より学歴・実務経験の要件は撤廃され、誰でも試験を受験できるようになりました。」

思ってもみなかった福音でした。

更に調べてみるとちょうどこの頃その年の福岡県の試験は既に申し込みが終了した段階でした。
なのでその年の試験は受けることができません。
それでも私はその足で本屋さんに向かい、次年度の試験に向けて参考書を購入しました。

それから約1年後。
ほぼ独学の状態でしたが試験に合格。
登販の資格を取ることができました。

その後も紆余曲折ありましたが何とか2年間の研修期間を全うし正規の登販になりました。
現在登販としては5年目です。

こうやって苦労して取った資格なのでものすごく愛着があります。
登販の仕事自体大好きだし何より憧れだった白衣が着られたことは本当に嬉しかったです。

これから登販を目指そうと思ってる人にとってはあまりためにならない話だと思いますが…
(こんな話より試験対策とかの話の方がいいに決まってるさ…)
会社から資格取れって言われたから取ったっていう人もいる中でこうやって苦労して取った人もいるんだよっていうことを知って欲しかったので書きました。

登販のことに関してはこれからもちょくちょく記事にしていきたいなとは思ってるので…とはいえ自分の考え方中心の記事にはなると思います。
試験対策とか私には向いてませんので悪しからず(笑)

今回も最後まで読んでくださってありがとうございます。

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