歌手を目指し上京したは良いが何からしたらいいか分からない

歌手を目指し上京したは良いが何からしたらいいか分からない(または分かってないことに気付いてない)

そんな歌手さんが僕の周りには多いです。
よっぽどズバ抜けた天才以外の人は一人でできることはそんなに大したことはない。
しかしこの世はそんな天才ばかりで回っている訳ではない。99%のプロは努力して、仲間と協力して、何かを犠牲にしてプロフェッショナルにたどり着いている。
中でも1番強力なのが「仲間の力」だと思っている。東京の大きな建造物などを見てる時もそう思う。あんなでっかい建物をいったいどうやって作ったのか。。と。ズバ抜けた天才が一人で作れるか??無理でしょう?
同じように歌手を目指すのも協力なチームは必要だと思う。
そしてこれもよく感じるのだが、その協力なチームがいることの存在の大切さ、幸運さ、に気づかずプロを断念している人も多いと思う。
大抵みんな20歳とか若いので仕方ないかもしれないが、そのことに早くに気づいた人は強いと思う。

もちろん、そんなに協力的じゃない人を大切にする必要はないけどね。良い人に出会えた時はその恵まれたことに感謝し、時間とお金を大切にし、ちゃんと成果物を世に出していこう、っていう事です。
良い人でもいつかは卒業する確率も低くない。その日まで。

さ、本題。

まず自分は作詞作曲がでるか?そのセンスは持ち合わせているか?楽器は弾けるか?

から確認。
できるが自信はない、ならセンスを育てることから始めましょう。好きな音楽を日々追求し、何がその音楽で行われているかを説明できるくらいに把握する。
生のライブをちょくちょく観に行きどんな空気感、タイム感でやってるか肌で感じる。
音楽と関係ない場所へも遊びに行く。
感受性を豊かにし、また音楽を作る。常にインプットとアウトプットが光と影のように一心同体ということを忘れないようにする。

作詞作曲楽器演奏ができない人、例えばアイドルとかを目指しているとかならまずは自分の音楽を作るプロデューサと出会わないといけないですね。
何人もの人と一緒に音楽を作ると良いと思います。その中で合ってる人と一個の目標を掲げて手前のゴールを目指すことをお勧めします。例えば3曲入りのミニアルバムを発売する!とかね。
一歩手前の目標さえクリアできないとこの先の大きなプロジェクトも頓挫しやすくなりスポンサーがついてたりするとそれこそ大惨事です。
どんなクオリティになったとしてもやり切れることもプロの要素です。

次に、自分の音楽は誰かの人生を救うか?と考える

これは誤解を招きそうな題材です。
その「誰か」の中には自分も含まれています。
自分の人生を救うか?自分の心を救うか?この先の自分の未来さえ救うか?と考える。正確な答えはなく、あやふやです。信じるか信じないかの話になってきます。でも信じれないから何かを変えないといけない、ということです。
自分を救えるか信じれないなら、身近な友達でも良い、親がいるならば親でも良い、兄弟でも良い、街にいる赤の他人でも良い、自分の子供でもいいし、多感な時期の学生でも良い、いじめにあってる子供でも良い、不幸にあって苦しんでる誰かでも良い
歌手である以上そこには歌詞がある、つまり誰かに意味の伝わる「言葉」がある。
言葉があるなら少なからず誰かに何かの影響を与える。自分の意思とは関係なく。例外なく。

であれば、自分の音楽は未来の何を変えるのだろうか、と考えて作っても良いと思う。明るい曲を書いて踊って歌ってそれをライブでみんなが観て、楽しかったーって嫌なこと忘れて帰ってもらう、でも良いし。
悲しい別れの曲を書いて、それを聴いた別れたばかりの人が、心の浄化(カタルシス)を感じ次に進めるということもある。

製作において、答えは出さなくても良いけど、意識するだけでも変わってくると思います。

守破離の「守」も大事。

大好きなアーティストの真似をすることもとても大事。
いきなり自分らしく変わった音楽を展開する人も多い。でもそれは守破離の「守」と「破」をできた上で、やっと「離」にいけるものであると考えています。
ですから大好きなミュージシャンへの最大のリスペクトとして真似ることを勧めます。
そうするとあなたがリスペクトしてるミュージシャンを同じように好きな人があなたの音楽を楽しんでくれます。
そしていつの日か、そこを離れ、自分のアイデンティティのある音楽へと昇華していくのです。
まじで右も左も分からない。。っていう歌手の方はまず真似てみてください。
ただしここも注意があります。
売れたい一心で今売れてる音楽をかたっぱしから真似ていると、そこにリスペクトがなく、愛がなくなります。聴きてというのは実はそういうことにも敏感に感じとります。

Mr. Childrenも歌詞中でこう言ってました
「ダメな映画を盛り上げるため、簡単に命が捨てられていく。違う僕らがみていたいのは希望に満ちた光だ」

希望と愛に溢れた音楽をみんな聴きたいんです。歌手を目指すあなたがこのミュージシャン大好きなんです!と言って真似るその姿に愛を感じ応援したくなるんです。

どんなに悲しい歌詞だとしてもそこには一縷の光がある。そんな歌が人気だなと思います。

自分の曲を広めるために月1万円くらいの予算は確保しよう!

意外とみんなやってないのが予算の捻出。
定期的に宣伝活動をするのもとても大事ですよ。月一万円じゃ微々たるものかもしれませんが、あなたが自分は本当にかっこいい曲やってる!て思うのならするべきです。
分母を確保することはどんなことをやっていても大事なことです。
100人の人が知れば1人の人の人生が救われるかもしれません。
100万人が知って、1000人のファンかもしれません。
それでも1000人のファンはあなたのおかげで楽しい時間を過ごせてる訳です。

お金よりも時間が大切

ミュージシャンを目指す人は上京しお金をたくさん稼ごうとします。当然家賃が10万円で生活費が〜、となるとそうなってしまうかも知れません。
ですがお金よりも大事なのは時間です。
時間は二度と戻ってきません。後悔してももう絶対に時間だけは戻せません。
必要なだけの時間が確保できてるのか見直して下さい。
確保できていないのなら、生活維持費を変えなければいけません。
家賃を抑える(働く時間を減らす)、TVを見る時間を減らす、などです。
歌詞を書く時間がなくて一曲書くのに3ヶ月かかりました、だと自分としては大きな問題ではないかもしれませんが、最初に言った大切なチームの時間も多く奪われてしまい、愛想をつかれてしまうかもしれません。
一人ではできない大な異形を成すためにこのチームを大切にするために、時間を作り、曲を書く、歌詞を書く、レコーディングをする、などの時間に当てましょう。



今回はここまでにします。楽しい音楽ライフをお過ごし下さい!


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