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小説版さすらい猫の旅

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さすらい猫の旅、小説版を掲載しています。
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記事一覧

小説「あとがき」 さすらい猫の旅

おっはようございます~~ 毎朝7時頃更新! さすらい猫の旅シリーズ、作者:かやさんだよ~ …

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ひよside小説#13 さすらい猫の旅-旅立ち-

少しだけ、もう少しだけ・・・。 そうやって時間を先延ばしにしてきたけれど、もう自分の足で…

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小説#12 さすらい猫の旅-お祝い-

今日は、ひよが飛べたお祝いをサプライズしようと思う。 「ひよ!ちょっとこっちにきて」 「…

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小説#11 さすらい猫の旅-闇夜の中には-

「今日は真っ暗だね…」 「ひよ…」 曇天の中、まだ落ち着ける場所が探せていなかったので森…

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小説#10 さすらい猫の旅-キミの足跡-

いつものお散歩を少し後ろに下がってついていく。 私とは全然違う足跡。 大きくて、歩幅も全…

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小説#9 さすらい猫の旅-雨の日でも-

「今日は土砂降りだなぁ。」 「ひよ…」 珍しく、朝からずっと雨が降り続いている。 「今日…

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小説#8 さすらい猫の旅-怒ったかたつむり-

ごそごそ・・・ 「わぁ!」 「ひよ!」 あじさいから同時に顔をだし、笑い転げた。 なんだ。考えることは一緒か。 満開のあじさいが周りにずっと広がっている場所で、隠れて驚かそうだなんて。 ずっと一緒にいるから性格も似てきたかな? 「あ!これは…かたつむりじゃないか?」 「ひよ?」 あじさいの葉の上にいたのは大きな渦巻きを背負うかたつむり。 「そっか。ひよは分からないかもしれないね。  これは、かたつむりって言ってね、見てて。」 片目をひょいっと触って見せた。 す

小説#7 さすらい猫の旅-紙飛行機-

「今日は折り紙があるので、紙飛行機を作りたいと思います!」 「ひよ!」 きれいに折らない…

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小説#6 さすらい猫の旅-湖の探検-

「湖だ!」 「ひよ!」 開けた場所に湖がぽつんと一つあった。 「中には何がいるのかな?」…

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小説#5 さすらい猫の旅-夏の暑さがやってきた-

「あ゛~~~づ~~~」 「ひよ~~~」 最近めっきり暑くなってしまい、歩くこともままなら…

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小説#4-2 さすらい猫の旅

いや。慰めてもオレにはわからないことだからな 「…オレ、雷が苦手なんだ。」 「?」 ひよ…

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小説#4 さすらい猫の旅-苦手なもの-

「ほぁーーーー」 「ひょーーーー」 丘の上から雲を眺める。 最高の時間の使い方だ。 よく縁…

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小説#3 さすらい猫の旅-四葉のクローバー-

「うーん、ないなぁ…」 「ひよ?」 「あー。何がないかって?四つ葉のクローバーを探してる…

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ひよside小説#2 さすらい猫の旅‐出会い‐

私としたことが… やってしまった。巣から落ちてしまったのだ。 そばにあった木の実がきれいで見たかっただけなのに。 きっと私がいないことで親も探しているだろう。 …しかし私の不運はこれだけじゃなかった。 がさがさと、茂みから大きな音がする。 もう嫌な予感しかない。 体がこわばるのを感じた。 がさがさ、がさっ 出てきたのは、大きな灰色の猫だった。 私は恐怖と同時に生き延びたい!という気持ちが勝り、 力いっぱい叫んだ。

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