オッドタクシー11話「あの日に戻れたら」・12話「たりないふたり」・13話「どちらまで?」

ついにオッドタクシー完走~

終わり方、何あれ……やめてくれ~って感じですね
アニメ以外のコンテンツ(主にオーディオドラマ等)にはまだ手をつけてないのですが、勧めてくれた友達に聞いたとこあの後どうなったかは本当に分からないらしく……
想像におまかせってやつだけど、今回見てて私ってそういうのあんま好きじゃないんだな……としみじみ感じた。
公式から出されたもの以外、特に自分で妄想した部分の価値が自分の中で著しく低いっぽくって。外部から提供されるストーリーだけ啜って生きていきたい、オタク失格では?

閑話休題、良かったところなど。

ヤノさん!踏めてません!韻が!
あれ笑わない人間いないだろ、声出して笑った。
今そんなこと言ってる場合!?みたいなとこと、そもそも会話で韻を踏む必要は全くないってとこと。
でもあそこまでずっとほんとにラップだけで話してたから、何故か普通に話してるだけなのに大層な慌てようが伝わってくるっていう。(普通に話してるだけなのに……っていうギャップが面白い)
で、ずっとそばにいて韻踏めてなかったことなんてこれまで無かったんだろうな……って言うとこから関口の慌てようも伝わってくるの良い~。

大門兄弟の関係性。
私に勧めた友達もここ推しらしい。兄弟間の微妙な愛憎いいよね。私も弟いるので共感するとこあるんだろうな。
兄弟って(まあ血縁全般だけど)逃れられない理不尽な結び付きだし、同じ環境で育ってるからこそ?同じとこも違うとこも腹立たしい。でも、なんか生存本能なのか上の子は下の子を守りたくなるように、下の子は上の子を好きになるようにできてるっぽい感じするんだよな~。
この、血と本能で結ばれた関係だからやっぱ他とは違う重さになりがちな気がする。
この辺の逃れられない愛憎みたいなのだいたいみんな好きなもんかな。他人のでかい感情が好きな人間の習性ってなんなんでしょうね。

銃弾の数。
最初からキーになりそうな気がしたというか、まあ単純に6発打ち切ってくれれば安心なので何発打ったか数えてたんだけど、ドブが埠頭で自分を打ったのは田中だって言い張ってるあたりで絶対怪しいな~とは思った。それがあとあと大門弟だって判明して、大門弟が休んでた理由とか同僚に言われてた陰口とかとつながる。
こういうカッチリはまる感じの伏線回収は気持ちいいので好き。単純な数字の問題だから分かりやすいし。
ちなみに銃弾がだいたい6発入ってるって知ったのつい一昨年くらいで、逆転裁判のおかげ。

水に何かが落ちるシーンと小戸川のタクシーが海に飛び込むのがリンクするところ。
まあ特段感動したとかいいと思ったとかはないんだけど、そういうのもありだな~と思った。特殊な演出したので印象深いシーンになりましたよね。

キャラクターデザインの秘密。
これまでも実際にその動物だって訳ではなく、個性を動物に例えてるキャラデザなんだな、というのは感じていたんだけれども、叙述トリック的なアレだったとは!
叙述トリック大好き!やっぱオタクなので。
あんまり見てるジャンル的に叙述トリックに触れることないんだけどね……もっとミステリーとか読むとよいですよね~

そして問題のラストなんだけど
あのまま小戸川が証言して和田垣を捕まえて大団円の円満ハッピーエンド~でもほんとひとっつも文句なくいい作品になったんだけど、確かにそれだとこれまでこの作品が作ってきた世界観的に簡単すぎるのかもしれないね。
でもなんでもバッドエンドにして衝撃を与えればいいってもんでもないから、それはそれで安易だから、あれくらいのところがなんだかんだちょっと気持ち悪くてちょうどいいのかな~
そういうのばっかりになっても嫌だけどね。この作品には合ってる、みたいな。なんでも前後の調和、全体のデザインが大事ですよね。
それはそれとして、あれほんと助かる余地ない気がするから悲しーな。次回予告はやまびこ貸し切っての飲み会の会話みたいだけど、タクシーに和田垣乗せたのってその後だった……よね?もっかい見るかぁ


以上
オッドタクシー面白かったです。見てよかった。

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