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ガンダム

マガジン「積立草稿」・シリーズ「一年は百六十五日」(5)

1つ、ここ最近で大きく反省したことがある。

僕はこの10年で何度か、ブログとかで自分の体をガンダム(ロボット)に例えて健康や体力の話を書いた。以下のような感じだったと思う。

(1) わたしたち人間はガンダムである。1人に1つだけの機体を与えられていて、それに乗って日々を過ごす。元から気に入らない部分があったり、傷ついたり壊れたりするが、直したりしつつ最後まで進んでいかなくてはならない。だんだん直せない故障も増えてくるが、それを織り込んで、ずっと同じ1つの機体で最後までやっていかなくてはならない。(ガンダムのテレビアニメは何十話もあって、途中でぼろぼろになったり、最後は頭がなくなっていたので、そのイメージ)
(2) 人体をガンダムに例えているのは、人体がガンダムに似ているからだ。燃料を入れて、全身に配管がめぐっていて、パイロットがどんなに賢かったりしても実際に動作して結果を出すのは機体。機体を「使い込む」ことは特に重要で、日頃から「息が上がった状態をキープ」とか「筋肉量を減らさない」とかしておかないと、問題が起きやすい。パイロットの計画や狙いに、機体の調子が付いてこれないこともたびたびある。

…というようなことを書いていた。今でも似たようなことは思う。つまり、パイロットは精神で、ガンダムは肉体だ。心が焦ってあれこれ思っていても、体はもっと別のことを求めていたりする。心が満たされようとして社会評価などを得ようとしても、それは体にとっては負担でしかなかったりする。だから肉体を、かけがえのない愛機として重要視しようという考え。

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