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レスキュー・パッキング練習

自然環境リテラシー学Bグループ
第2回 2021年 8/9日~8/10日

こんにちは、三重大学生物資源学部のゆうとです。今回も自然環境リテラシー学を通して学んだことが沢山ありました。

8/9
この日は台風が近づいていたこともあり、15:00にさらくわに到着する予定となっていました。しかし、電車が遅延してしまい、到着したのは17:00でした。電車が遅延する可能性を考慮して行動していれば遅れることはなかったので、状況を見て適切な行動をすることが大切だと感じました。着いてすぐにパッキング練習を行いました。

↑パッキング練習の様子

パッキング練習を行ってみて感じたことはカヤックには思ったより多くのものが入るということです。しかし、パッキングの時に注意しなければならないことがいくつかあったので紹介します。
            〜パッキングで注意すべきこと〜
1.荷物のバランスを考える
  カヤックの前の方に重い荷物をたくさん入れたりしてしまうとカヤックのバランスが崩れて転覆してしまう原因となってしまいます。
2.空間を有効活用する
 カヤックの荷物を入れるスペースは広く、カヤックの先の方まで入れることが出来ます。

なので、パッキングの時は細長いものから入れていくとたくさんの荷物が入ります。
3.空気を入れないようにする
 カヤックに荷物を積み込む時は荷物が濡れても大丈夫なようにビニール袋で荷物を覆います。そのビニール袋に空気が入っていると積み込める荷物の量がかなり減ってしまいます。

パッキング練習のあとはレクチャーを聴きました。
レクチャーでは山本さんが海の生物の話(生物の餌の話や漁師さんの生物保全のための取り組みなど)をしてくださいました。その後、夕食を食べて就寝しました。

今回のリテラシー学では自由時間が沢山あったのでその時間を使って様々なことを行いました。

↑浜で採ったエビを炒めた様子
ロッジさらくわの前の浜でエビを採集することが出来たので炒めて食べてみました。味はしっかりとエビの風味があってなかなかに美味しかったです。

↑夜空
さらくわはあまり街灯がないので星が綺麗に見えます。星がたくさん見えたのですが、どの星がどの星座なのか全く分からなかったので、星座を勉強したらもっと星を見るのを楽しめると思いました。

8/10
この日はグループレスキューとセルフレスキューを行いました。レスキューとは転覆した人を元の状態に戻すことで、グループレスキューは2人で、セルフレスキューは1人で行ないます。

            〜グループレスキューの方法〜
①片方の人が沈没し、沈没した人(以下A)が沈没していない人(以下B)にパドルを渡す。
②Bは受け取ったパドルをカヤックに固定する。
③転覆したカヤックの先をBが持って、カヤックの中の水を抜き、カヤックをひっくり返す。(転覆したカヤックをしっかり持ち上げてひっくり返すと水が入らないので◎)

          ↑カヤックの水を抜いている図
④水を抜いてひっくり返したカヤックをBの真横に近づける。(カヤックの先が互い違いになるようにする)
⑤BがAのカヤックをしっかりと持って、Aはカヤックに乗る。(カヤックに乗る時に体勢を低くするとバランスを崩しにくい)
⑥パドルをAに返してレスキュー完了!
補足  レスキュー時にBはAに「大丈夫ですか!」などの声掛けをすることが大切。

             〜セルフレスキューの方法〜
①沈没する。
②カヤックをひっくり返す。(水がかなり入っている場合はビルジポンプやスポンジを使って水を抜く)
③パドルをカヤックに固定し、カヤックの少し後ろの方に体を乗り上げる。(腰ぐらいまで乗り上げられると◎)
④シートの方に体の向きを変えて、シートの方へ体を持っていく。(体勢を低くするとバランスを崩しにくい)
⑤シートに座って完了!

↑グループレスキューを行っている様子
グループレスキューはあまり難しくなく素早く行うことが出来ました。しかし、午後から行ったセルフレスキューはとても難しかったです。セルフレスキュー時にハプニングがあり、サングラスと腕時計を海に落としてしまい、僕は焦ってしまいました。そのせいもあって僕は何度もバランスを崩してしまいました。セルフレスキューを何度も挑戦している時にパドルが折れてしまうという災難まで起こってしまいました。体力もほとんど尽きてしまい、セルフレスキューは失敗したと思いましたが、先生やリーダーの方々の援助もあってなんとか成功させることが出来ました。すごく嬉しかったと共に自然の中での焦りは禁物ということを学びました。

まとめ
今回のリテラシー学でパッキングとレスキューについて学ぶことが出来ました。次回は3泊4日ということでかなり大変になると思いますが、転覆した時やハプニングが起こった時は落ち着いて冷静に対処していきたいと思いました。

最後に
台風が近づいていたので予定が変わってしまったり大変な状況でしたが、臨機応変に対応して最善の実習にして下さった先生方、インストラクター、リーダーの方々、本当にありがとうございました。次回は3泊4日ということで心配や不安もありますが、全力で楽しもうと思います!!

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