見出し画像

自然から天気を予測〜観天望気~

初めまして、三重大学生物資源学部1年のゆうとです。今回、自然環境リテラシー学のBチーム(7/10.11)に参加して様々な学んだことや感じたことがありました。

                     ~2日間の概要〜
7/10  5:00~9:30 移動
         9:30~12:00  リテラシー学のガイダンス、
                              昼食、etc.
        12:00~16:00 シーカヤック実習
        16:00~18:00 テント設営
        18:00~19:00 夕食
        19:00~21:00 座学、一日の振り返り
                   21:30 就寝
7/11 6:30~8:00 起床、テント撤収、朝食、etc.
        8:00~9:00 座学
        9:00~14:00 シーカヤック実習
      14:00~15:30 シーカヤックの片付け
      15:30~17:30 実習の振り返り
      17:30~20:00 移動
                 

7/10
僕は今回のリテラシー学に参加するメンバーの中に仲の良い人が一人もいなかったので、誰とも話すことが出来ず孤立してしまったらどうしようという不安がずっとありました。しかし、いざ参加してみると僕と地元が同じ人や僕と同じスポーツをやっていた人がいてすぐに打ち解けることが出来ました。
この活動で1番印象に残ったことはなんと言ってもシーカヤック実習です。僕はシーカヤックについて何も知らなかったので凄く不安だったのですが、リーダーの方やインストラクターの方が優しく、分かりやすく教えてくださったのでシーカヤックの装備や漕ぎ方についてしっかりと理解することが出来ました。そして、いざカヤックに乗って海へでてみると      
                「全然バランスが取れない💦
本当に不安定でいつ転覆してもおかしくない状態でした。しかし、僕は最初バランスを保つのに必死で背もたれに体重をかけるのを忘れていたことに気づきました。そして、背もたれに体重をかけてみるとすごく安定しました。ここで重心移動の大切さを学びました。

カヤックを安定して漕げるようになってくると大自然が僕の目に飛び込んで来ました。青々とした木々
、流れる雲、心地よい風と潮の香り、飛び跳ねる魚.... 日頃あまり自然を感じる機会のない僕にとってカヤック実習は素晴らしい体験になりました。

カヤックを漕いでいるとリーダーやインストラクターの方々からたくさんご指導を受けました。今回はその一部を皆さんにお伝えしようと思います。カヤックに乗った時の参考にしてみてはいかがでしょうか。
①腕で漕がずに肩や身体を使って漕ぐ。(肘を直角にしておく)
②パドルを水に入れていない方の腕で押すことを意識する。
③パドルを自身のカヤックの近くで漕ぐと推進力を得やすく、カヤックから離すと回転しやすい。
④波が来た時は波とカヤックを垂直にしておくと転覆しにくい。
             
こうして、1日目のカヤック実習が終わりました。初日の感想としては「疲れた、でも楽しかった」という思いでした。晴れていて気温も高かったのでとても疲れましたが得たものも凄く多いように感じました。その後のテント設営に手こずってしまい疲労が凄かったので1日目はすぐに寝ました。

     

7/11
この日は朝5:00に小鳥のさえずりと共に起きました。「よし、今日も頑張るぞ!」と意気込んで朝食を摂り、テント撤収をしました。テントは露で濡れていてこんなに濡れるものなのかと驚きました。8:00から座学があり、森田さんが川の流れのことや海図の見方やコンパスの使い方を教えてくださいました。

そして、2日目のシーカヤック実習が始まりました。この日は森田さんから観天望気について教わりました。観天望気とは周りの動植物、雲の動きなどから天気を予測することで、例えば「トンビが滑空しているので風は穏やかである」「入道雲は雷を落とすので西にあれば注意する(日本の天気は西から東へ変わっていくため)」「木々が揺れているので風が強い」などです。そのようなことを考えながらカヤックを漕いでいくといかに自然から読み取れる情報が多いか実感しました。2日目は座佐の浜というところまで行きました。

↑座佐の浜
座佐の浜まで行くために1度波の激しい所へ行く必要があり、そこではカヤックがかなり揺れてバランスを保つのが大変でした。それにかなり距離があったので水分補給をして僕自身の体調を保つのも大変でした。しかし、大変だったからこそ到着した時の達成感は大きかったです。
その後、メンバーの一人が転覆してしまったり、何人か酔った人が出てしまったりと大変なこともありましたが、無事に実習を終えることが出来ました。  

この2日間の実習を通して僕が学んだことは、自然の厳しさと美しさです。漕いでも漕いでもたどり着かない座佐の浜、ジリジリと照りつける太陽、激しい波.... そのようなところにカヤック1つで飛び込んでいく、この体験は僕にとってすごく良い経験になったと思います。

最後に、僕達が新桑に着く前から念入りに準備をして僕達を今回の実習が終わるまでずっとサポートしてくださった先生方、リーダー、インストラクターの方々、本当にありがとうございました!!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?