祈る夜……神にも仏にも、悪魔にまで。
こんばんは、お久しぶりの、佳夜です。
11月はたいへんな月になりました。最初は月初めに私と孫4が発熱。私は、40度近い熱と下痢で、4㎏の体重減少でした。やっと終わると中旬に2番目の子がバイク事故で左の親指の爪を失うことに。
そして、下旬にパピヨン犬の「そら」が誤嚥をしてしまいました。牛アキレスで遊んでいる時に、ありえない大きさの物を飲んだらしいのです。
ところが引っかかっていた所が、後でわかったのですが食道の終わりの胃との噴門部。それに当然アキレスは軟骨なので、レントゲン検査には映らない。超音波検査でも食道は肺にじゃまされてよくわからない。
近くの病院の先生は、
「うちでは異常なしなんですが、見るからに弱っている。緊急の連絡で、設備のいい大きな病院にいってみませんか」
そう言って紹介してくれたが、とうぜん救急車で行くわけではないので、数時間待って遠方の大きな病院に行った。
その間の数時間……地獄を見た。
抱いていてもぐったり。時々空咳を繰り返し、吐きそうにする。体は火のように熱い。寝ていてもクンクン啼く。息が荒い。寝返りをしては唸る。
そして、忘れられないのが、口からの……死臭!
5年前、猫の「茶々丸」が肝臓の先天性の病気で、3歳の短い命を閉じた。その時の臭いがした。
やめて!お願い。 どうか「そら」を連れて行かないで。連れて行くなら私にして! まだこの子は1歳にもならないのだから。
ほんとに神にも仏にも祈った。悪魔がいるならお願いしただろう。決して虹の橋に行かせない! そう願って必死に「そら」のお腹をさすった。
大きな病院の先生は、一目見るなり入院と判断した。それから誤嚥とわかり内視鏡で異物を取るまで3日、刺さったところから肺に流れた血液などを取り、胃瘻をつくるまで2日。ずっと私は祈るだけしかできなかった。
そして月末、退院した。諸々の費用が67万円、保険に入っていて17万円になったが、びっくり。まぁ、助かったんだから安い物でしたが。
今は、私の横でへそ天でぐうぐういびきをかいて寝ている。まだ胃瘻が抜けないのと毛を剃られたので、腹巻きをケアウエアの上に着て、ぬくぬくと丸まっている。
つくづく飼い主の心知らずの、アホ犬野郎だが。ま、そこがこいつのかわいい所でもあるかな。
では、またね!(^^)!
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