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過去が集結して未来の扉が開く

自分の人生で消えずに記憶に残っている出来事。
1点1点と時系列を問わずにフト思い出す時がないだろうか。

例えば昔この駅のあの場所で待ち合わせしたな。
あの時は行事が重なって片方を選んだんだよな。
ああ、このシステム昔自分も携わっていた。

など今は特に深くかかわらずとも断片的に残している記憶があなたにもあるはずだ。
その断片的な記憶をやけに集中し思い出し、カケラの1つ1つがまるで今日この日の為にあったのではないだろうかと思う日はあるだろうか。

今週私はそれを体験した。
わかりやすく言えば「点と点が結びついてやがて線となる」というやつだ。
天と線とストーリー。まるで星座のようだ。

①7/7の夜、たまたま見かけたTwitterのスペースにお邪魔し小一時間ほど雑談をした。同じ好きなバンドの話だ。
バンドはアルバムを出しツアーを廻ったあとは集大成として日本武道館で二日間ほどかけてアルバムのラストを飾る。

②そのうちの1つの武道館の話となり、色々話す中私はそのアルバムの武道館公演の時だけ1日しか行ってないのだ。
③日にちが私が幼少期から好きだったとある忍者漫画の作者公認ファンイベントの最終開催と重なり悩んだ末わたしは武道館ではなく琵琶湖の方へむかったのだ。

そんな事も思いつつ雑談がすみ、懐かしいなと思いながら翌朝。
④Amazonアソシエイトの購入商品の1つに昨夜のスペースで話したその日本武道館の円盤が買われていたのである。そのアルバムの名前は「DUM SPIRO SPERO」。2011年の東日本大震災の年に発売され、ラテン語のタイトルの直訳は「命ある限り、希望を捨てず」
⑤私は自分の大好きなバンド「DIRENGREY」の売り上げに貢献、購入者へのお店のご用意、自分のビジネスの根幹となる目的を芽生えさせることができたのだ。寝てる間に(笑)
⑥ツイートだけの投稿でAmazonアソシエイト条件の180日間で3商品売り上げることを一気にクリアした。しかもあの少ない利益率の中すでに今現在1,000円を超えている。ドリンク代、ロッカー代と思えば万々歳である。

⑦7/8、カンファレンスに向かう為に目的地の駅に向かった。道路で見かけたのは昔テレオペとして勤めていた高速バス。変わらず・・いやあの頃よりも事業拡大して走っている。遠征中は体験乗車を兼ねてバス代タダにしてくれたのはとてもいい思い出だ。懐かしい。
⑧この会社で当時は出たばかりの有名な福利厚生の割引をたまにうけて割引処理を行っていたものである。
⑨駅のロータリー、ここで超いいかげんなあのコーディネーターと派遣の顔合わせの待ち合わせをしたなあ。とかも思い出し。

⑩カンファレンスの内容や雰囲気が通っていたパークや③のイベントのようなおもてなし感。話のなかにでてくる数字や粒々、大釜、昔の自分。私自身が変えた環境とコロナにより数年間失った活力の源たちが今ここに集まってきて進化した新たなカタチで自分を待っていてくれたようなリフレクションされたような異空間に思えたのである。

それだけでも十分、完結するような濃密度であった。同行者とも昔とは180度違うほどに快適に散策や食事を楽しんだり、とある事象を初めて人に打ち明けたりもできたのである。
それだけで「わぁすごい!」と思いつつも。私の現実というものはどこにいたってもシビアなのである。

⑪元首相が残念ながらお亡くなりになった。銃殺である。カンファレンス終了後ニュース速報で知った。その時に私が感じたのは普段から思う平和ボケした島国日本、とかではなく子ども時代抱えていた悩み。
父親が母親と再婚相手を「ライフルでうち殺してやる!」とよく憎悪と悲愴の怒鳴り声でいた時に想像していた恐怖。銃殺人が起きる事。

父はライフルの免許を取り買うほどにまで用意していたのだが、高校の時に勇気をふりしぼって手紙でやめてほしいと出した。私の事は「殺す」とは普段言って無かったけれど殺されるのかもな、と覚悟の上で出した。今も昔も当時もあれが私の人生で一番勇気を出した時だ。ちなみにこの件は父と母どっちもどっちでどちらもクソだと思っている。結果、怒鳴り声は止み私も父との仲を少しずつ修復しようとしている最中、イタリアのお土産を渡す事なく他界してしまった。手紙は保管されていた。
この辺の話はこれくらいにして。

銃で撃たれて死んでしまったのである。もちろん元首相と私は他人だ。お互いにおそらく同じ空間にいた事はないと思う。
それでも過去を思い出し結束してきたような1日の最後に、私が自分の脳内で小・中・高と毎日恐れていたような出来事が現実に別の人に起きたのである。私が遭うかもしれなかった可能性の1つの姿が現れたのである。

これがかなりの有名人でなかったら、これが暴力団とかの抗争だったら、これが海外の話だったら、これが今日でなかったら結びつけはしなかったと思う。それが私だ。

良いことも辛いことも判断しているのは自分でしかない。
私が勝手にショックをうける、という選択をしているに過ぎないのも知っている。
それでも、あの時自分が手紙を出さなければもしかしたら訪れていたかもしれない未来の1つをパラレルワールドが捻じ曲げて出てきたのかもしれない。

受け止め方は自分次第。
忘れる必要はないと思うなら、全部を抱えて新たな出発をすればいい。
パワーUPして昔の自分に戻りたい。
頭でっかちなままではなく望むあの頃の自分に進化してなりたい。

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