写真は何にどうやって保存すれば良いだろうか？ その①
結論から先に言いますと、あくまで個人的オススメのカードは
○Angelbird AVP512CFXBSE [AV PRO CFexpress SE 512GB Type B]
○プログレードデジタルSDXC UHS-II V60 GOLD 250R
最近Twitterのスペースを良く開いています。
ドライブ中の居眠り防止のためだったり、作業中の雑談だったり、料理中だったり…そんな時間に御付き合い頂ける方々の多い事が僕にとってはとても有難いなと思っています。また、写真のお話だと僕がホスト的な役割になりますが、それ以外のお話では各分野の専門家の方々に時折ご参加頂けることで、ほとんど毎回、かなり掘り下げた専門的なお話を伺うことが出来、僕も勉強させていただいています。
最近僕が気になっている事は、写真をより多く、またより長く楽しんで行く為にはどうすれば良いだろうかという事です。
いくつかの媒体での写真セミナー以外で、僕が個人的に開催していた写真教室は現在対面での開催を行なっていませんが、僕の写真教室は全般的に、やや高度な内容を取り扱うことが多く、ビギナー向けというよりは、よりテクニカルなアプローチで、理屈と技術を実践するような内容になりがちです。
ただ、初心者であっても上級者であっても多くの場合デジタルカメラで写真を撮ってから先逃れられないのは、写真をどう保存して楽しむか…という問題です。
保存するためのカードメディアに何を選択すれば良いかの問題も実は大事です。
少し前までなら、CFカード、SDカードなどの選択、最近ならCF expressカード、SDカードなど、カードメディアはどれを選ぶのが正解なのか、正解なんてないにしても、より良い環境を作る上でどう言ったカードメディアを選択すれば良いか、悩ましく思っている方もいらっしゃるかと思います。
無責任に好きなものを使えば良いとは言えません。所有しているカメラによっても使えるカードメディアは変わってきますし、場合によっては複数のカメラ以外のデバイスでも使う事もあるかもしれません。
数年前のカメラを使っていれば大容量のカードメディアが使えない場合もあります。
少し具体的に、同じ64GBのSDカードで比較してみましょう。
「比較してみましょう」と言って同じ容量のカードメディアを提示したので、「金額が高い方が性能がいいんでしょう」と言う答えはすぐに出ると思いますが、そもそも形だけでは見分けはつかず、表記された数字だけ見ても目立つ64という数字だけで同じものだと思う人はいます。
単純に写真を撮ることだけ考えれば、同じ64ギガバイトのSDカードなので最終的に撮影できる写真の枚数は同じです。
違うのは、カメラに写真を記録するスピードや、表示させるスピード、またパソコンに繋いで転送させる時のスピードです。
高価で解像度の高いカメラを使えば、一枚の写真のデータサイズが大きくなり、読み書き(保存や再生)、転送に時間がかかります。つまり一枚撮影して2枚目を撮影する時にしばらく待たないと保存が終わらずに撮影できないという事がある訳です。または、撮った写真をパソコンに転送する際に、転送に時間がかかったりすることにもなります。
また実は少し古いカメラ、例えばNikonD90は64GBのSDカードでは認識出来ずに撮影ができない場合があります。
というわけで、じゃぁどんなカードを選べば良いかですが、確認したい部分は二つ
一つは「120MB/s」「300MB/s」です。一般的には最大読み取り速度で数字が大きい方が早く再生出来る事になります。
もう一つは「UHS-I」「UHS-II」の違いです。後者の方がより速度の速いカードメディアという事になります。
カードメディア購入を検討する際の検査で「UHS-I SDカード」「UHS-II SDカード」で検索すればより用途に応じたSDカードを検索する事が出来るようになるかと思います。
具体的に、Nikonのビギナー向け人気カメラ「Z fc」の仕様をNikonの公式ホームページで確認してみましょう。
これを見ると、「UHS-I」のSDカードは使えないように思えますが、「UHS-II」カードは下位互換なので普通に使えます。ただ、UHS-II本来のスピードは出ないという事になりますから、敢えて高いUHS-IIのSDカードを購入する必要はないという事がわかりますね。持ってるならば流用する事は可能です。
ちなみに僕は、NikonD850と言う、高画素機を使っているので、使っているメディアは全てUHS-IIのSDカードと、CF expressカードを併用しています。
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